昨夜の第19ステージで、色んな意味で騒ぎになった。
ティボー・ピノのこともそうだけど、一番はレースの中止。
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エクストリームウェザープロトコル
エクストリームウェザープロトコルってご存知?
これは、オールウェザースポーツのロードレースならではのルールで、
「極端な気象条件である時、主催者が距離の短縮やフィニッシュ位置の変更ができる」
というもの。
規定によると極端な気象条件とは、以下の6つがのいずれかが該当する時。
- Freezing rain みぞれ
- Snow accumulation on the road 道路上の積雪
- Strong winds 強風
- Extreme temperatures 極度の温度
- Poor visibility 視界不良
- Air pollution 大気汚染
今回の場合は、2番に該当する。
路上はこんな有様。
The route of the race when the race has been stopped.
— Tour de France™ (@LeTour) July 26, 2019
L'état d'une partie du parcours lorsque la course a été arrêtée. #TDF2019 pic.twitter.com/eHIxMR60RI
こりゃダメですね。
発令のタイミング
ただこの規定は原則、スタート前に決定されるもの。
みんな気づいてないかもしれないけど、第17ステージでもレース前に適用されてた。
ロードレースには制限時間があるけど、それは一般的にはステージ優勝者のタイムから何%以内とかそんな感じ。
第17ステージではこの適用により、ステージ優勝タイムからメイン集団のタイムに変更された。
これで、無理に急ぐことも無くなったので落車の危険も防げた、と思う。
今回の場合は、レースが始まってから。
もっと言うと、ベルナルが短縮ゴール地点となる峠を登りきってからチームに連絡が渡った。
これには、アラフィリップもお怒り。
短縮されるのがわかっていたら全開で登って、ちぎれなかったかもしれんからね。
ドゥクーニンクがこれに抗議するかわからんけど、多分裁定は覆らないだろうね。
まあそのまま1級山岳登ったら、さらに遅れてたかも知らんから、良かったかもね。
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