最近、Dimension DataがNTT Pro Cyclingとして生まれ変わった。
NTTは御存知の通り、日本企業のNTTグループ。
だから、日本のロードファンからは日本人の起用を熱望されていたが、今回ついにそれが叶った。
全日本チャンピオンの入部正太朗が、NTT Pro Cyclingに加入する。
情報源:NTT sign Japanese road race champion Shotaro Iribe | Cyclingnews
ワールドツアーチームの日本人
ワールドツアーチームに居る日本人ロードレーサーは、2019年現在2人いる。
1人目が新城幸也。先月のさいたまクリテリウムでの優勝を手土産に(関係ないだろうが)来シーズンからマクラーレンとして生まれ変わる、バーレーン・メリダとの契約を延長。
2人目は別府史之。長く日本ロード界を引っ張ってきたけど、来年はトレックとの契約を1年残して、日本企業NIPPOがメインスポンサーにつくプロコンチーム「デルコ・マルセイユ・プロヴァンス」に移籍する。
そして来年から、新しく入部正太朗が30歳にして初のプロロードレーサーデビューをする。
入部のコメント
この度はチームNTTに加入できる事出来て、大変嬉しく思います。競技を始めてずっと目標にしていた世界トップカテゴリーのチームで世界に挑戦する事が出来ます。これは私にとってこの上ない幸せであります。30歳から挑戦という事は決して簡単ではありませんが、私は全身全霊をかけてチームの為に走ります。ご尽力いただきました方々には感謝申し上げます。ありがとうございました。
https://www.cyclowired.jp/news/node/313816より抜粋。
ダグ・ライターGMのコメントも。
"At the conclusion of a hugely significant week for our team, we're thrilled to have Shotaro, the Japanese champion, join our team,"
私たちのチームにとって非常に重要な1週間の終わりに、日本のチャンピオンである正太郎がチームに加わったことを嬉しく思います。
"Being a national champion comes with great prestige and responsibility, so to have the Japanese champion compete in the NTT Pro Cycling colours is hugely exciting,"
ナショナルチャンピオンになることには大きな威信と責任が伴うため、日本のチャンピオンをNTTプロサイクリングのジャージで競わせるのは非常にエキサイティングです
"Shotaro loves racing, and takes his chances through being opportunistic, and it's a real pleasure to have him as our 10th new signing. We can't wait to get the 2020 season under way,"
翔太郎はレースへの愛は本物で、野心を持ってチャンスを掴んできた。彼を10人目の新加入選手として迎えることは本当にうれしいです。2020年のシーズンが始まるのを待ちきれません。
入部の懐事情
入部は、コンチネンタルチームから、プロコンを通さずジャンプアップでワールドツアーチームへ加入する。
コンチネンタルチームは、世界的に見ると育成チーム扱いだから、最低賃金というものは無いに等しい。
日本のチームはすべてこのコンチネンタルで、入部もそれに違わず。
しかし、ワールドツアーチームは最低賃金が設定されている。
ネオプロは390万円程度で、その他は480万円ほど。
これはあくまで最低賃金で、半数以上の選手は年収1000万円以上。
入部の今までの年収が300万円だと仮定すると、最低でも90万円アップ。さらに年数を重ねていけば、200万円以上年収が上がる。
レースでの賞金も合わせるともっと増えるかも。
これを契機に、どんどん日本人のロードレーサーが増えると良いね。
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