ロードレースは、日本では弱虫ペダルなどの影響で、最近になって人気になってきたスポーツ。
しかし、ベルギー、フランスなどロードレースが昔から盛んな欧州では、年々人気が落ちてきているらしい。
理由はドーピング。
過去7回ツール・ド・フランスを制したランス・アームストロングが、ドーピングを認めて記録が剥奪されたことで、ロードレース界の権威は失墜した。
今回の記事は、過去にそんなドーピングをやらかした選手のニュース。
情報源:Ullrich fined for assault of escort in Germany | CyclingTips
ヤン・ウルリッヒ
ヤン・ウルリッヒは、1997年ツール、1999年ブエルタ総合優勝者。
他にもオリンピック金メダリストになったり、世界選手権で優勝するなど輝かしい実績を残してきた。
しかし、2006年に起きたオペラシオン・プエルトという、ドーピング摘発作戦によってドーピング疑惑が浮上。
このオペラシオン・プエルトは、選手の血液を事前に採取して競技直前に身体に戻すという、血液ドーピングを摘発したもの。
関係していた選手は、50人以上が公表されて中にはバルベルデなど、今なお活躍する選手も居た。(本人は否定)
ウルリッヒはこの事件の中心とも言える人物で、物的証拠が次々摘発されて、チームを解雇される。
さらにプロライセンス再発行を拒否されて、そのまま引退にまで追い込まれた。
暴行事件
そんなウルリッヒは2018年8月に、ドイツのフランクフルトのホテルで、Escortを暴行したとして、罰金を科された。
Escortは辞書によると、客の家・自宅・ホテルなどにおいて、有料で客と一緒に時間を過ごす人。通例、売春行為が含意される、らしい。つまり日本でいうデリヘルな。
ウルリッヒは行為が終わった後、サービスの質が悪かったとして、600ユーロ(7万円)の支払いの返還を求めた。たっか。
検察官によると、女性が逃げようとした時に、喉を掴んで壁に押し付けた後、首を絞めたという。
その時、ウルリッヒは薬物(コカインとアンフェタミン)とアルコールの依存状態だったらしい。
首絞めが命を危険に晒すものではなかったため、殺人未遂の罪はつかなかった。
女性には、血腫と運動障害が残った。
その後
ウルリッヒは、謝罪と7,200ユーロ(84万円)の罰金を科されたらしい。
ドイツのビルト紙によると、ウルリッヒはホテルでの事件の1ヶ月後には、フロリダのアルコール・薬物のリハビリテーションクリニックに入所したという。
そして、治療中にかつてのライバルである、前述のランス・アームストロングが訪問してきたらしい。
同じ、やらかしてしまった選手同士、わかることも合ったんだろうか。
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