水たまりスイミングプールやサポートカーの不在問題など、ハプニングに事欠かなかったUCIロード世界選手権。
そのフィナーレとして最終日、日曜日に男子エリートのロードレースが開催された。
そして例に漏れず問題が発生。
まさに生き残りをかけたサバイバルとなった。
情報源:大雨のサバイバルの末、ペデルセンがデンマークに初の虹をかける 新城幸也と中根英登はDNF - ロード世界選手権2019男子エリートロードレース | cyclowired
:Bahrain-Merida terminate Rohan Dennis' contract with immediate effect | Cyclingnews
サバイバルレース
ここ最近のロンドンの大荒れの天気は、結局最後まで直ることはなかった。
大雨によって、カメラを積んだヘリコプター2台がライブ映像を撮影することができず、1台のバイクカメラも機能しなかった。
もちろん選手への被害も尋常でなく、水たまりは広範囲に渡って選手を苦しめた。
Horrific weather conditions out there #yorkshire2019 #ForBjorg pic.twitter.com/2Fypg9k9KN
— Belgian Cycling Team (@BELCyclingTeam) September 29, 2019
落車や機材トラブルが多発した。中にはスポークごと折れたものもあった。
どんどんと有力選手がリタイヤしていった。
そのなかには、ジルベール、世界王者のバルベルデ、日本人の新城幸也、中根英登もいた。
スタート197名のうち、生き残ったのはわずか46人。
まさにサバイバル。タフな戦いだった。
新世界チャンピオン
そして映えある世界王者に輝いたのは、デンマークのマッズ・ペデルセン。
23歳という異例の若さでチャンピオンになったペデルセンは、波乱のレースの中で6時間半に及んだレースの最後まで先頭に生き残った。
最後は、ステファン・キュンク、マッテオ・トレンティンにスプリントで打ち勝ち、見事デンマーク人初の世界王者となった。
“I'm finished with playing the underdog.I think that's going to be pretty much impossible from now on.That's a new situation and I have to race in another way from now on.”
負け犬を演じることは終わった。これはこれからほとんど不可能になると思います。これは新しい状況であり、今後は別の方法でレースをしなければなりません。
23歳のトレックセガフレードのマッツ・ペデルセンが大金星でワールドチャンピオンに。トレンティン有利と誰も思うけど、この子スプリンターだからこの展開なので勝つと思ってたがアンビリバボー。なお、デンマークからの世界チャンピオンは至上初だそうで。とにかくおめでとうマッツ。#jspocycle pic.twitter.com/rzCUUY4muk
— てんげるまん🌀tengelmam (@fcbliebe1900) September 29, 2019
ツールといい世界選といい、23歳という若い選手が栄光に輝いている。やはり若さは強みなのか。
余談
レースの途中でバーレーン・メリダのロハン・デニスが、チームと契約を終了して、更新をしないと発表された。
デニスとチームの間に確執があったことは、前々から取り沙汰されていたけど、なんだかんだで解決に向かっていたと思っていた。
しかし機材への不満は解決されず、世界選のTTでもMERIDAではなくBMCを使っていた。
デニスは2連覇を成し遂げて、チーム的にも悪くない結果だったけど結局リリース。
この結果、現世界チャンピオンが移籍市場に出回った。
まだ穴を埋まられていないチームは千載一遇のチャンス。

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