ブエルタもいよいよ終盤に入った。
今の所、総合本命はユンボのログリッチェ。
クライスヴァイクという強力なアシストを欠きながら、全く隙を見せない。
昨日のステージで注目を集めたのは、キンタナとロペス。
1人は歓喜、1人は悔しい1日となった。
情報源:López hit with ten-second penalty for hand-sling during Vuelta a España echelon stage | Cyclingnews
キンタナの逆襲
昨日のステージは、スタート直後の横風分断で狂気のスピード決着となった。
総合順位が6位まで落ち込んだキンタナや、ケルデルマン、ベネットなどが逃げに加わったため、最初2時間の平均速度が47.6km/hにも上った。
勝ったジルベールの平均速度は驚異の50.6km/h。
Jsportsの配信が始まって20分足らずでレースが終わった。
結果、キンタナは総合2位にまでジャンプアップして、総合争いがまた加熱した。
そして、アスタナのミゲル・アンヘル・ロペスが5位に後退した。
そのロペスは、ステージ終了後に10秒のペナルティを受けた。
一体なぜ?
ハンドスリング
ロペスがやっちゃったのは、ハンドスリング。
チームメイトが前にいる選手を手で押したり引っ張ったりしてあげたりすること。
これをやられた選手は、プラスの推進力を貰えると。
今回の場合は、チームメイトのフグルサングがハンドスリングをした。
映像確認の結果、その瞬間がバッチリ写っており、審判団によって10秒のペナルティと罰金500スイスフラン(5万5千円くらい)が科された。
なにがいけなかった?
これは、トラック競技なんかでは必須の技術。
でも、ロードレースでは禁止にされている。
なぜ?
その理由は、ロードレースの人数の多さにある。
トラック競技と違って、ロードレースは集団に100人いることも普通。
その集団でハンドスリングをして、万が一落車したらもう目も当てられない。
よく落車したあとに、自転車に飛び乗って沿道にいる客が押していることがある。
これは、慣例として見逃されているけど実はこれもルール的にはアウト。
客が自転車に触ることでアドバンテージを得たら、もれなくペナルティが待っている。
でも実際、下りなんかでは風の抵抗を受けない後ろの選手のほうが速度が早くなるから、サドルの下を押してあげるというのはよくあること。
今回審判団に目をつけられたのは、集団でやったこと、カメラに写っちゃったこと、がいけなかったのだと思う。
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