今年はのツール・ド・フランスでは、エガン・ベルナルが22歳にしてコロンビア人初制覇を成し遂げた。
この結果で他のコロンビアライダーの評価も上がっているが、実は以前にもツールを制覇する可能性があった選手がいた。
それは、リゴベルト・ウラン。
今回の記事は、怪我をしたウランの経過について。
情報源:Urán back on the bike after three-month injury lay-off | Cyclingnews
ツール制覇まで一歩
ウランは現在32歳のロードレーサー。
父親もプロロードレーサーだったが、ウランが14歳の頃に麻薬カルテル戦争に巻き込まれて殺害された。
そのため自分で生計を立て家計を支えつつ、プロになるためにトレーニングに励んだ。
19歳でプロ契約を結び、2011年にチームスカイに移籍してワールドツアーチームデビュー。
2013年は都合上エースを担って、ジロで総合2位という健闘。
そして一昨年2017年は、トップのフルームから54秒遅れの総合2位という結果で、自身のキャリア最高位を記録した。
ブエルタでの怪我
そんなウランは、8月下旬から行われたブエルタ第6ステージで落車。
肩甲骨、鎖骨、何本かの肋骨を骨折して、肺には穴が空いた。
手術は7時間にも及び、医者曰く「生きてるだけでラッキーだった」とのこと。
ウラン自身も、引退を検討したという。
その事故から、ウランが実家へ帰れたのはつい数週間前。
なぜかというと、スペインからコロンビアまでの長距離飛行に耐えられる怪我ではなかったから。
ウランの鎖骨と肩甲骨には金属プレートが埋め込まれていて、安定するまでは外さない。
"After three months, I am, for the first time, putting on my kit again,"
3か月経って、久しぶりにジャージを着ました。
"We're going to see how I am. I've had a good recovery and now I'm going to try and go out on the bike on the road. After so long, I'm very excited about it."
自分の状態を確認します。順調に回復したので、今度は路上でバイクに乗ろうとしています。久しぶりなのでとても興奮しています。
残る懸念事項
ウランは鎖骨と肩甲骨は順調に治っていて、左手と肋骨に痛みが残っているという。
しかし、それはそこまで気にすることではないらしく、一番の問題は肺だという。
落車した時に折れた肋骨が刺さって、穴が空いてしまっている。
経験したことがある人はわかるかも知れないが、肺に穴が開くと呼吸するだけで激痛が走り、物によっては空気の抜ける感覚もあるという。
ロードレースは肺活量が重要なスポーツだから、この治療の遅れは厳しいものがある。
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