今年のツールで、累計7度のマイヨ・ヴェール(ポイント賞)を獲得したペーター・サガン。
そんなサガンは、木曜日に行われるジロ・デ・イタリアコースプレゼンに出席するという。
このことからマスコミ間で、サガンが来年のジロに出場するのではないかという憶測が広まっている。
情報源:Peter Sagan to attend Giro d'Italia 2020 presentation ahead of rumoured debut | Cyclingnews
ペーター・サガンの来歴
サガンは元々、シクロ・MTB・ロードと、マルチな才能を持った選手。
2007~2008年の間に、3つの種目それぞれで国内選手権のジュニア部門を制覇するほどの選手だった。
2010年にプロに転身した後は、ロードレース一本に絞って活動。
2012年にツール初出場を果たしてから、自慢のスプリント力と勝負勘で、2017年を除く7回のポイント賞獲得を果たした。
脚質は、パンチャー寄りのスプリンターでピュア型のスプリンターに比べると多少の山なら勢いで登れる。
そういう意味では、山岳と平坦が入り交じるコースが多いツールでなどのステージレースに向いていると言える。
サガンとジロ
ツールでは7度も勝っているサガンだけど、ジロは出場経験がない。
なぜかというと、春のクラシックレースに出場していたから。
パリ~ルーベやパリ~ニース、ミラノ~サンレモなど、クラシックをメインにしている選手にとっては外せないレースが4月付近に連続してある。
サガンも、ツールに向けての調整も兼ねてクラシックレースに奔走していた。
2020年のジロは
そんなサガンが出場すると噂されている2020年のジロは、ハンガリーはブダペストで始まる。
総距離は3,500kmを超え、登坂距離は45,000mと予想されていて、いつもどおりのクライマー向け。
最終週には、獲得標高5,000mを超えるステージが3つもあるという鬼畜っぷり。
スプリンターの狙い目は、ハンガリーでのタイムトライアルとその後2つの平坦ステージ。
ここで勝てれば、スプリンターでもマリア・ローザを着用できる。
しかしサガンが出場するとしても、大方の予想では序盤の勝てるレースを終えればリタイヤするだろうとのこと。
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