UCI世界選手権ロードジュニアでハプニング発生!泣きながらコースを歩く事態に。

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今年のUCI世界選手権は、昨日の記事で書いたTTコーススイミングプール事件というハプニングから始まった。

 

タイムトライアルは無事(?)に終わり、ロードレースが始まったが、ジュニアのレースでまたもやハプニングが発生。

 

ある選手が悲しみの涙を流す事態に。

 

情報源:Colombia complain to UCI as junior left stranded with mechanical at World Championships | Cyclingnews

 

サポートカーの不在

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件の選手は、コロンビアのGermán Darío Gómez

 

彼は、先頭集団のうちの1人だったけど、ゴールまで80kmを切ったところでメカトラブルが発生。

チューブラータイヤのリムが壊れて、交換せざるを得なくなった。

 

チームカーを待ってタイヤを交換するはずだったけど、チームカーが来ない。いつまで経っても来ない。

 

シマノのサポートカーすら来なくて、Gómezは感情を顕にして次第に涙を流し始めた

 

それでも来ないから、片手に外したタイヤ片手にバイクを持ちながら歩いた

いつかのフルームを思い出させる。

 

 

顛末 

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停止してから4分後に、やっとチームカーが到着。

 

その後は走り出せたけど、先頭集団からは大きく離されて結局60位。

 

"In that moment, I was despairing, powerless. I was frustrated and sad, because I felt really good. I was in the group with the favourites, and I could have stayed there," 

その瞬間私は絶望し、無力でした。私は本当に調子が良かったので、イライラし悲しみました。良いグループにいたので、そこにとどまることができたはずでした。

"When I started to walk, I wasn't really thinking. The adrenaline was at maximum and I must have thought if I walk a few metres it's a few metres less to get back on."

私が歩き始めたとき、私は本当に考えていませんでした。アドレナリンはがたくさん出ていて、数メートル歩くとフィニッシュまで数メートル少なくなると考えていたに違いありません。

 

何が悪かったのか?

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今回の問題点は2つ。

  • チームカーがすぐ来れる場所に居ないこと
  • 中立サポートカーが居ないこと 

 

これらはなぜ起こったのか?

 

1つ目

1つ目は、コロンビアのチームカーがチリ・ウルグアイと共有であったこと、車列順が25台中21番目だったことが要因。

 

他の国もそうなのかもしれないけど、チームカーが他チームと共有ということは、他チームの選手がチームカーを求めていたらそっちにも行かなきゃならない。結構なロス。

 

そして、車列順。

ロードレースは、基本的にチームカーが選手の後ろを走るけど、チームがたくさんあると、当然すぐに対応できる一番前にいるチームカーが有利。

 

だから、スタート前に監督が何らかの方法(栗村さんが言うにはじゃんけん)で順番を決めるんだけど、コロンビアは運が悪かったのか最初から決まっていたのか21番目。

 

それじゃあ4分かかるわな。

 

2つ目 

一番の問題点は、2つ目

 

サポートカーが居ないこと。

シマノのサポートカーは8台用意されていたけど、チームカーが到着する4分後まで一台も通らなかった。

 

これはおかしいとコロンビアはUCIに猛抗議。

サポートカー不在の説明を求めた。 

 

するとこんな返事が帰ってきた。 

 

"During the previous 25km, the riders were going very fast, descending Kidstones Bank. The roads, at that point of the course and for around 30km, were very narrow and, considering the danger of letting cars pass, we would have been putting the safety of the whole peloton in jeopardy. 

直前の25kmの間、ライダーは非常に速く走り、Kidstones Bankを下りました。コースのその地点から約30kmの道は非常に狭く、車が通り過ぎる危険性とプロトン全体の安全性を考えた。

"For that reason, the commissaires decided not to let any vehicles pass from one group to another, whether they were team vehicles or neutral service vehicles. When the conditions improved, they let them pass one-by-one.

そのためコミッセールは、チーム車両であれニュートラルサービス車両であれ、どの車両もメイン集団から先頭集団まで通過させないことに決めました。状況が改善されたら、1つずつ通過させました。

 

仕方なかったとはいえ、折角の機会を不意にされた選手は可哀想。 

 

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