ツールで落車した元シクロチャンピオンヴァン・アールト。また自転車に乗り始める。

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今年のツールで、最も期待されていたと言っても良い、ワァウト・ヴァン・アールト

 

そんなヴァン・アールトは、第13ステージのタイムトライアルで落車。かなり大きな怪我をしてまだリハビリ中。

 

今回は怪我の続報。

 

情報源:Van Aert uses an e-bike for first ride since Tour de France crash | Cyclingnews

 

ワァウト・ヴァン・アールト

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ヴァン・アールトは現在24歳で、ロードレーサーとしてはまだ駆け出しであるものの、シクロクロスでは2016年から2018年まで世界選手権を制覇している、世界チャンピオン

 

その実績を引っさげて、2018年からロードレースに参入。

 

選手の特徴はクラシックスペシャリストといわれているが、私のイメージ的には、ちょっと劣化版サガン+TTに強い、といった感じ。

 

ロードレース大国デンマークで行われる、ツアー・オブ・デンマークでは総合優勝を飾ったりするけど、なかなか勝利をつかめなかった。

 

今年に入って、ツール・ド・フランスの前哨戦のドーフィネで初優勝。区間2勝を挙げる活躍で、調子万全と言った形でツールに乗り込んだ。

 

ツール・ド・フランスでは

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ツールが始まると、期待されつつもなかなか勝利に絡めないステージが続いた。

 

得意であるパンチャー向けのステージでも、遅れていくところも見えて、初出場故の疲労やプレッシャーが見え隠れした。

 

しかし、第10ステージで見事勝利。

サガン、ヴィヴィアーニ、ユアンなど、数々の名スプリンターを押し退けて最後はリム差で勝利。

 

見事グランツール初優勝。

 

この調子で得意なタイムトライアルでも、優勝を勝ち取る勢いだった。

 

しかし駄目だった。

途中経過のタイムは、全体トップをマークしていたが、カーブで広告のバナーが引っかかり落車

 

そのままリタイヤに追い込まれて、即病院へ。

 

怪我の具合

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バナーに衝突したことで、硬い金属がヴァン・アールトの筋肉を引き裂いた。

 

結果、大腿部から股関節にかけて皮膚が大きく引き裂かれ、筋肉が大きく損傷した。

2回の手術の末、7月末に退院した。

 

そして、最近になってやっと自転車に乗れるようになった。

 

電動自転車ながら、距離7.5kmを16分で走った。

平均速度は27.8km、最高速度は57.2kmにも及んだ。

 

ヴァン・アールトは、この落車によって自身のキャリアが終わるかもしれないと思ったけど、今はカムバックする決心を固めている。

 

優先しているのはロードレースの方で、長期的な回復を目指すため、秋から冬にかけて行われるシクロクロスには出場しない予定。

 

"I am largely pain-free,"

私はほとんど痛みがない。

"Taking the stairs is not going well yet, and I also have trouble walking, but I can now walk a few hundred metres. I can also drive theMy life is fairly normal again.”

階段を登るのはまだうまくいっていませんし、歩くのにも苦労していますが、今では数百メートル歩くことができます。私の人生は再びかなり普通になりました。

 

 

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