今年はツール・ド・フランスで22歳のベルナルが史上最年少で総合優勝、世界選手権では23歳のペデルセンが優勝と、若手が躍動した。
ロードレーサーは、歳を重ねるにつれて技術をつけていくものだが、身体能力のピークに達する20～23歳頃の選手はやはり魅力的。
その流れを汲んでか、チームIneosが18歳の選手と契約。
ジュニアチャンピオンのクイン・シモンズはトレックに取られたが、代わりに将来の総合エースとして青田買いをした形だ。
情報源：Team Ineos sign 18-year-old Carlos Rodríguez | Cyclingnews
その選手は
選手の名前は、カルロス・ロドリゲス。
スペインの田中太郎的名前のロドリゲスは、現在18歳のアマチュアロードレーサー。
昨年今年と、コンタドールが設立したコンチネンタルチーム、「Kometa development team」で走っていた。
スペインのジュニアタイムトライアルを2年連続で勝利し、今年の世界選手権ではジュニアタイムトライアルで32位、ロードレースで24位という好成績。
そんなロドリゲスは、U23ランクをスキップしてワールドツアーへ乗り込む。
Ineosとの契約
Ineosとの契約は、2020～2024年までの4年間。
1月に19歳となるロドリゲスは、チームで一番若い選手となる。
ロドリゲス自身は、自分の適性をオールラウンダーだと認識しているらしい。
"Being consistent across the different disciplines is my strength, but I like the climbs and the tough races,"
総合的に高い能力があることが私の強みですが、私自身は、登りとハードなレースを好みます。
Ineosとしては、明らかに将来のエース候補として期待を寄せている。
フルームとトーマスが後数年でエースの役目を終えると、残るエースはベルナルとカラパス。
今から育てれば、その頃にはエースを担えると踏んでいるのかな？
Ineosのコメント
Ineosのスポーツディレクター、Xabier Artetxeのコメント。
"Carlos has achieved some really good results in Spanish races and in the last two or three years he’s been one of, if not the best rider of his age,"
カルロスは、スペインのレースでいくつかの本当に良い結果を達成しており、過去2、3年で彼はその年代最高のライダーではないにしても、トップレベルのうちの1人でした。
"He’ll start from zero, learn everything and find his place in professional cycling. I think he’s going to be a really good climber in the future. He’s an exciting talent, a bright guy doing a university course in engineering. It’s an important focus for him, keeping up his studies and his cycling.
彼はゼロからスタートし、すべてを学び、プロサイクリングで自分の場所を見つけます。彼は将来、本当に良いクライマーになるだろうと思います。彼はエキサイティングな才能、大学で工学をやっている明るい男です。彼の研究とサイクリングを続けることは、彼の重要な焦点です。
ロドリゲスは、18歳にして大学の学位を取得しているらしく、来シーズンは大学で工学の研究をしながらプロ生活を送るらしい。
今どきのロードレースは、体力自慢なだけじゃやっていけないようで、空気力学やら栄養学やらいろいろな知識も必要になってくる。
もちろん、金満のIneosには専門の人がいるけど、頭がいいほうが良いには違いないということで。
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