落車でツールを逃したクリス・フルームは順調に回復。2ヶ月ぶりに屋外ライドへ。

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去年の雪辱を胸に、ツールに向けて調整を続けたクリス・フルーム。

 

しかし、運に見放されたフルームは、ツール前哨戦のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネの試走中に落車

 

ツールが目の前に迫っていながら、みすみす逃すことを余儀なくされてしまった。

 

情報源:Chris Froome returns to training for first time | Cyclingnews

 

事故によって負った怪我

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この落車によって、フルームは大腿骨椎骨胸骨を骨折した。

 

4パイント(1パイント大体500ml、つまり2L)の血を流し、目が覚めたときには病室にいた。

 

過去にも書いたように、事故はTTの試走中に起こった。

下りで鼻をかもうとした時に風に煽られ、バランスを崩して転倒。

 

病院に搬送される時に、監督に「ツールに出れるか」と聞いたけど、起きたときの自分の状態を見て、無理だと悟ったらしい。

 

怪我の回復

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さすがアスリートと言うべきか、怪我は順調に回復している。

1ヶ月経った時点で、片足でペダリングができるほど。

 

その要因は、科学に基づいた理学療法を毎日行っているから。

 

毎日3~4時間の理学療法と、2時間の屋内運動というメニューをこなしている。

 

そして最近、2ヶ月ぶりに屋外で自転車に乗った

自転車競技場を2周したそうだけど、レースに復帰するにはまだ掛かりそう。

 

 

でも、来年のツールには間に合うだろうとの見通し。

 

これからのフルーム

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フルームは最近、フアン・ホセ・コーボのドーピング違反が確定したことによって、2011年のブエルタの順位が繰り上がり、総合優勝になった。

 

これによって、グランツールの優勝回数は、現役最多の7回となった。

 

そして、昨年のツールは親友のトーマスに敗れ、今年は自分が出ない間に後輩のエガン・ベルナルに総合優勝の座を渡し、辛酸を舐めさせられてきた。

 

来年は、間違いなくツール5勝目を狙ってくる。

総合エースの座を争うことになるだろう。

 

チーム側は嬉しい悲鳴。

 

来年のエースは、フルームなのかトーマスなのか、はたまたベルナルなのか。

 

"I'm ahead of all the predictions that were made initially of how long it would take even just to get to this point." 

この時点に到達するまでには、最初にした予想よりも進んでいる。