2019年のツール・ド・フランスは、若き天才エガン・ベルナルが制し、チームイネオスはここ8年で7度の優勝を果たしたことになる。
勝者内訳は、ウィギンス、トーマス、ベルナルが1回ずつ。
残りの4回は、絶対的エースのクリス・フルームが制覇。
しかしそのフルームは、ツール前哨戦であるドーフィネで落車。
首、大腿、肘、腰にダメージを負い、少しタイミングがずれていたら選手生命も絶たれるような大怪我を負った。
情報源：Froome's recovery 'ahead of predictions,' still aiming for a fifth Tour title | CyclingTips
落車事故時の状況
事故は、TTコースの試走中に起こったことだった。
山岳コースの下りに入った時に、ハンドルから片手を離して鼻をかもうとしたところ、突如突風が吹いた。
普通であれば立て直せたであろうけど、下りでスピードが出ていた上、TT仕様のバイクでホイールも横風に流されやすいディスクホイールだったことで、耐えきれず落車。
I can remember speaking to them and my first question was ‘Can I get back on my bike?’ and ‘Am I going to be alright for the Tour de France?’
事故を振り返るインタビュー動画では、監督やコーチにした最初の質問は、「またバイクに乗れるか？」「ツール・ド・フランスに出場できるか？」だったそう。
でも手術後、かろうじて呼吸ができる自分の状態を知ってツールは叶わぬことだと悟ったらしい。
クリス・フルームの現在の状態は
さすがスポーツ選手といったところか、回復にすべてを注いでいる分順調らしい。
2週間前の時点で、片足でペダリングをしている動画が上がってた。
Working hard 💪😁 #cycling @TeamINEOS @Pinarello_com @wahoofitness @SidiSport @CastelliCycling pic.twitter.com/plJwWHJdZU
— Chris Froome (@chrisfroome) July 24, 2019
Froome is undergoing three to four hours of physical therapy and two hours of exercises daily,
今は、毎日3～4時間の理学療法と2時間の運動というメニューをこなしているそう。
来年のツール・ド・フランス出場は？
フルームの今最大の目標は、来年のツール・ド・フランスで通算5回目の総合優勝を成し遂げること。
“It’s been incredible the number of messages I’ve received in hospital, at home and throughout the Tour de France,” he said. “It’s been amazing and just really heartwarming and motivational for me to see how much I’ve been missed in the race this year. It’s motivation for me to want to get back there in the future.”
訳：病院で、自宅で、ツール・ド・フランス全体で受け取ったメッセージの数は信じられないほどで、心が温まり、やる気をもらった。またそこ戻ることがモチベーションになっている。
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