クリストファー・フルーム、大腿骨骨折により無念のツール・ド・フランス欠場。

ロードレース界に衝撃が走りました。

 

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ツール・ド・フランス最有力選手、痛恨の故障

Christopher Froome(クリストファー・フルーム)が、クリテリウムドーフィネ第4ステージの個人TT前の試走中に、落車し、大腿骨、肘、肋骨を骨折しました

 

これにより、フルームは、ツール・ド・フランスなど今後のレースの欠場を余儀なくされます。

 

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クリス・フルーム

フルームは、1985年生まれの34歳で、チームイネオス(元スカイ)に所属するロードレース選手であり、現役最強選手の1人と言っていいでしょう。

 

タイプはオールラウンダーで、主にステージレースを走る選手です。

 

ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャを1回、ツール・ド・フランスを4回総合優勝している、全グランツール制覇者です。

 

ツール・ド・フランスは、2015,16,17年、3連覇の偉業を成し遂げています。

 

昨年は、4連覇と最多勝利に並ぶ5勝クラブ入りを賭けて出場しましたが、序盤の落車が響き、チームメイトのゲラント・トーマスに総合優勝を奪われ3位。

 

今年こそ、5勝クラブ入りを決めるべく、ツール・ド・フランスに向けて体を調整してきました。

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落車事故

今回フルームは、ツール・ド・フランスの前段階のレースで、オーヴェルニュ・ローヌアルプスで行われる、「クリテリウムドーフィネ」に出場していました。

 

第4ステージの個人タイムトライアルの試走中に、鼻をかもうと手を離した隙に、突如突風が吹き、しかもタイムトライアル使用のディープリムだったがために、風に負け転倒したということです。

 

運の悪いことに、それは山岳の下りであったために速さも相当であったことでしょう。

 

チーム医師のリチャード・アッシャー氏はチームリリースの中で次のように語ります。

「クリスは搬送されたロアンヌ病院にて診察を受けた結果、複数の怪我が認められた。

とくに右大腿骨の骨折、右肘の骨折、そして肋骨の骨折に苦しんでいる。彼はサンテティエンヌの大学病院に航空搬送され、さらに治療を受ける。

チームを代表してロアンヌ病院が迅速な救急治療により彼を安定的な容態になるまで全力を尽くしてくれたことを付け加える。

我々は彼の一刻も早い回復に向けてサポートすることに尽力する」

 

総評

この大怪我だと、ツール・ド・フランスどころかブエルタ・ア・エスパーニャも出場は厳しいでしょう。

 

今、フルームは34歳ですから、年齢的にも来年がツール・ド・フランス5勝クラブ入り最後のチャンスだと思います。

 

フルームが去ったことで、他のチームの作戦も変わってきます。

 

フルームは果敢にアタックを仕掛けるタイプですので、今年のツール・ド・フランスはこれまで以上に保守的になると見込まれます。 

 

チーム側としては、大事な戦力を失った反面、昨年優勝者ゲラント・トーマスとクリス・フルームの扱いに困っていたようなので、政治的な闘争がなくなるのは正直安心したと思います。

 

私は、フルームの大ファンだったので、正直悲しい気持ちでいっぱいです。来年こそは彼に総合優勝してもらいたいです。

 

 

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