現役スプリンターとして、グランツールで最も多くステージ優勝を上げているのが、ディメンションデータのマーク・カヴェンディッシュ。
そのカベンディッシュが、現在参戦しているツール・ド・ポローニュをリタイヤした。
それはなぜか?
情報源:Cavendish quits Tour de Pologne for European Road Race Championships | Cyclingnews.com
ヨーロッパ選手権に向けて
カベンディッシュは、日曜に行われるヨーロッパ選手権ロードレース男子で、イギリス代表メンバーに入っている。
そして、そのための調整という意味合いもあり、ポローニュに参戦していた。
第1ステージで軽い落車もしたが、大きな怪我もなく第3ステージでは6位を取るなどまずまずな結果。
そして、第6ステージからは多少の山岳があるステージ。
ピュアスプリンターのカベンディッシュにとっては、あまり意味のないステージ。
だからリタイヤしたというわけ。
今後のレース
カベンディッシュは、過去2年間「キス病」というものに悩まされてきた。
キス病とは?これ。
エプスタイン・バール・ウイルス(Epstein-Barr virus)とは、ヘルペスウイルス科に属するウイルスの一種。
EBウイルス(以下EBVと略記)は、いわゆる「キス病」と言われる伝染性単核球症の原因ウイルスとして有名である。日本では成人までに90%〜ほぼ100%の人が唾液や性分泌液等を介してEBVに感染する[注釈 1]。巧妙に潜伏、また時に応じて再活性化を来たして維持拡大を図るため、ウイルスは終生にわたって持続感染し排除されない[注釈 2]。
またEBVは腫瘍形成に関わる腫瘍ウイルス(癌ウイルス)としても知られ、種々の悪性リンパ腫・胃癌・上咽喉癌・平滑筋肉腫・唾液腺癌といった種々の癌を引き起こすことも知られている[1]。最近では乳癌を引き起こすことができることも示されている[注釈 3]。
日本においてはEBVは、人気声優の松来未祐が慢性活動性EBウイルス感染症によって死亡し、マスコミで取り上げられたことにより広く知られた[4][5][6]。
wikipediaより引用。
詳しくは調べてね。
いろんなガンなどを引き起こすウイルスに感染していたわけ。
しかも治療法も確立されていない。
だから、ここ2年ほどはレースに参加できなかった。
今年に入ってからそれがほぼ完治。
今シーズンは、ヨーロッパ選手権に重心を傾けてるのかも。
ただ、これ以降大きなレースに出ることはないじゃないかな?
ブエルタに参戦するには調整が足りないしね。
ディメンションデータのAlex Sans Vegaは、
“He's been very focused on the race, and little by little, things are picking up.He's still needing more race rhythm but I think it's been very good for his form to be here.
訳:カベンディッシュは、レースに集中していて少しずつ状況が改善されている。まだより多くの時間を必要とするが、彼がここにいることはとてもいいことだ。
とコメントしている。