昨今の、多様性を認める社会の中で男女平等は広がりつつある。
女性が社会進出を果たし、責任ある立場になっていく中、ついにロードレース界にもそれが進出してきた。
アメリカカリフォルニア州で、AB 467、通称「平等なプレーのための平等な賃金」という議会法案が知事によって署名された。
情報源:California passes landmark bill to force equal prize payouts in cycling events | Cyclingnews
「平等なプレーのための平等な賃金」とは?
この法案は、ロードレースを含む全てのスポーツ競技における、男女での賃金格差を無くすもの。
性別に関係なく、全てのアスリートに平等な報酬を要求するということ。
会見によると、競技イベントの主催者は、競技が進む前に各参加者レベルで、平等な賞金であるかを確認する必要があるとのこと。
この法案が通った場合、カリフォルニア州で行われるスポーツイベントの賞金は、男女平等になるらしい。
ちなみにこの法案の圧倒的な支持は、カリフォルニア州議会と州知事が、女性の票を集めていることに由来する。
この法案の馬鹿げていると思う理由
この法案が可決されたとしても、ことロードレースに限っては何の変化も起きないと思う。
それはなぜか?
ロードレースは、チーム運営の殆どがスポンサー契約で成り立っている。
スポンサーしてくれる1番の理由は、視聴者に宣伝をすること。
生まれ持った体格やその質的に、平均で男性ライダーより実力が劣るのは当たり前のこと。
揶揄する意味ではなく。一番上だったら男性よりも実力が上な選手もいるかも知れないしね。ブストスネキみたいな。
ロードレースのような機材の性能にそこまでの差がない競技では、その身の実力が1番のエンターテイメント。
それが劣っている女性チームや選手のスポンサーになってくれるところがどれだけあるか。
この法案の偉大なところ
この法案は、男女平等への第一歩。
粗が見つかろうが、まずは環境を変えなくちゃいけない。
ロードレースのイベントは、大抵女性のレース日数が少ない。
カリフォルニアで行われている、Amgen Tour of Californiaでは、男性レースが7日間、女性レースは3日間だけ。
もちろん需要に合わせたものではあるのだろうが、戦う機会が与えられないということはあまりいいことではない。
この法案によって、こうした環境を知り、変えていくことが男女平等につながるのではないだろうか。
願わくば、最終的には結果の平等ではなく、機会の平等になることを望む。

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