バーレーン・メリダ来季GMのエリングワース。ロハン・デニスの離脱に失望。

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現在、ロードレース市場で最も多くの予算を組んでいるのが、Team Ineos

 

Skyという巨大なスポンサーが撤退してしまったことで、一時はチームの存続も危ぶまれた。

けれど、代わりに化学メーカーのIneosをスポンサーに獲得して、逆に予算をさらに増額するほどになった。

 

多額の予算をかけている分、成績もトップクラス。

ここ数年は、ツールで負けなし。

 

この結果を見て、来シーズンからこの予算に追随するチームが出てくる。

 

情報源:Ellingworth: I wanted to keep Rohan Dennis at Bahrain-Merida | Cyclingnews

 

バーレーン・メリダ

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日本人の新城幸也も在籍する、バーレーン・メリダ

 

来シーズンからは、50%のスポンサーとしてマクラーレンと提携する。

マクラーレンは、F1にコンストラクターチームを持つイギリスの大チーム。

 

バーレーン・メリダは、来シーズンから豊富な資金力と技術力を獲得することになる。

 

さらにバーレーン・メリダは、Skyのパフォーマンスコーチを務めたロッド・エリングワースを引き抜いた。

 

常勝チームSkyをつくりあげたエリングワースは、GMとして引き抜かれて、次なるSkyとなるべくバーレーン・メリダを作り変える。

 

ロハン・デニスの不在

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そんなエリングワースの仕事は、来シーズンの本番に向けてもう始まっているけど、すでに計画に不具合が生じた。

 

ロハン・デニスがチームを抜けることだ。

デニスは7月のツール・ド・フランスで、チームに約束した装備のアップデートをしてもらえなかったことで不満を持ち、途中でリタイヤ。

 

その後の世界選手権でも、チームの機材ではないものを使っていて、不満は解消されていないことを物語っていた。

 

その世界選手権中に、チームとの契約を打ち切り他のチームに移籍することが決まった。

 

エリングワースの計画

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エリングワースは、イギリス紙にこう語っている。

 

One thing I will say is I wanted Rohan to stay,

私が言うことの一つは、ロハンにとどまってほしかったということです。

"He was definitely a part of my long-term plans so I’m disappointed at the way things have panned out."

彼は間違いなく私の長期計画の一部だったので、物事がうまくいかなかったことには失望している。

 

ロハン・デニスは、世界選手権を連覇中のチャンピオン。

実力的にも注目度的にも、どのチームも喉から手が出るほど欲しい選手。

 

そして、ヴィンチェンツォ・ニバリが移籍することで、エース候補にも注目が集まっている。

エリングワースによると、来年のツールはミケル・ランダで行く予定とのこと。

 

"Mikel? He’s clearly one of the most gifted climbers in the world. So natural when he’s up on his pedals. I’m looking forward to working with him again,"

ミケル?彼は明らかに世界で最も才能のあるクライマーの一人です。彼がペダリングはとても自然です。再び彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

"I know he had a bit of a reputation at Sky but I never found him a pain in the arse. I feel when speaking with him that’s he’s asking more questions, he’s more proactive. 

彼はスカイで少し悶着があったことは知っているが、彼に苦痛を感じたことは一度もなかった。彼と話をするとき、彼はより多くの質問をしている、彼はより積極的だと感じる。

 

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