ロードレースシーズンが開幕し続々と有力選手が名乗りを上げていますが、この選手もいよいよシーズン・インする模様です。
UAEチーム・エミレーツのファビオ・アルです。
仕上がりは、アル曰く「ペダルを踏むとバイクが壊れるほどの強い力を感じている」と自信に満ち溢れているようです。
情報源:Injury-free Fabio Aru 'psyched' to start season in Colombia | Cyclingnews
ファビオ・アルの今シーズンまで
ファビオ・アルは、現在29歳のイタリア人ライダーです。
2012年にアスタナでプロデビューを果たしましたが、どんどんと頭角を現して2014年にはジロで区間1勝を含む、総合3位と大健闘。実力派に仲間入りしました。
さらに翌年には、ジロで新人賞、ブエルタでは総合優勝と栄光を手にしました。
しかし、2018年にUAEに移籍してからは停滞。
まず、2018年には原因不明の絶不調が続きました。後に小麦アレルギーと発覚しましたがシーズンをほぼ棒に振り、2019年には腸骨動脈狭窄の外科手術を受けて、まともにシーズンをこなせませんでした。
UAE3年目の今年こそ結果を出したい、そんな状況のアルですが調子は良い模様です。
現在の状態とコメント
ツアー・コロンビア2.1でのシーズンインを控えたアルですが、イタリア紙Repubblicaのインタビューには楽観的なコメントをしたそうです。
"I'm psyched,I feel like I'm breaking my bike when I pedal. I'm good, I worked well [training] in Val di Susa. "
興奮しています。ペダルを踏むとバイクを壊しているようなパワーを感じます。いい調子です。ヴァルディスーサではよくトレーニングしました。
また、昨年の自身の身体状況に関しても言及しました。
"Last year in particular I had serious physical problems, between the iliac artery operation and the virus at the end of the season. Now I just need to find a bit of luck. I have a lot of goals but I'm keeping them inside. Ambition is not lost, and my passion is intact."
昨年は、シーズンの終わりに腸骨動脈手術とウイルスに侵され深刻な身体的問題がありました。今は少さな幸運が必要です。多くの目標がありますが、それらを胸に秘めて野望は失われず、私の情熱は損なわれません。
ツアー・コロンビア2.1以降の予定もすでに決まっており、ティレーノ~アドリアティコ、リエージュ~バストーニュ~リエージュ、そしてツール・ド・ロマンディと続いていくようです。
そして昨年と同じく、ジロには出場せずツールへと照準を定めているようです。
なお、オリンピックは予定に入っていないとのことです。
"The Olympics are not on the programme.I'd like to be useful to the blue jersey and Vincenzo Nibali, the team captain."
オリンピックはプログラムに入っていません。青いジャージとチームキャプテンのヴィンチェンツォ・ニバリの役に立ちたいです。