来シーズンは一部チームの形が変わるが、現在の18チームにコフィディスを加えた計19チームが、ワールドツアーチームとして戦うことになる。
その中で、イネオス、ユンボヴィスマ、バーレーン・マクラーレンが三つ巴となると目されている。
今回は、ユンボヴィスマの来シーズンの方向性について。
総合エース陣
ユンボヴィスマの、来シーズンの総合エースは以下の3人。
- トム・デュムラン
- プリモシュ・ログリッチェ
- ステーフェン・クライスヴァイク
トム・デュムランは、2021年までの契約をSunwebと締結していたが、チームへの不信が原因で契約を破棄。
その裏でユンボヴィスマとの契約の話が進み、8月に電撃移籍を発表した。
プリモシュ・ログリッチェは、元スキージャンパーのオールラウンダー。
2016年にワールドツアーデビューをしてから、目覚ましい成長で今年ついにブエルタで総合優勝。圧倒的な勝利で、来年からますます期待がかかる。
ステーフェン・クライスヴァイクは、毎年安定感のある走りで、今年はついにツール・ド・フランスの表彰台に立った。来年はもっと上の段を狙う。
チームの狙い
チームは上記3人で、ツール・ド・フランスを全力で取りに行くという。つまりはトリプルエース体制。
スポーツディレクターのMerijn Zeemanは、こんなコメントをしている。
“We have to go to the Tour with the strongest possible team, then we’ll have a chance to win.
我々は可能な限り最強のチームでツールに臨まなければなりません。そうすれば勝つチャンスがあります。
“We're going to do everything we can to conquer the yellow.We are very happy, proud and motivated to do so.”
黄色のジャージを取るためにできる限りのことをするつもりです。私たちはとても喜んで、誇りに思っており、それをする意欲を持っています。
トリプルエース体制というと、どうしても思い浮かんでくるのがモビスター。
バルベルデ、キンタナ、ランダとトリプルエース体制を取った今年のモビスターは、まさに二兎追う者は一兎も得ずといった感じで惨敗。
1人も表彰台に登れなかった。
ユンボは完全にトリプルエースとするのか、それとも内々で
序列が決まっているのか。
フルーネウェーヘン
そんなトリプルエース体制は、とある弊害が生じる。
それは、アシストの選手を減らさなければならないということ。
来ツールでは、今年ステージ優勝を飾ったスプリンター、ディラン・フルーネウェーヘンが大会をスキップすることになった。
Zeemanは、フルーネウェーヘンがツールの代わりとして、ジロとブエルタに出場するとコメントした。
“There are a lot of chances in the opening stages of the Giro.We pretty quickly realised that I should ride the Giro.And the Vuelta, starting in the Netherlands.
来年のジロのオープニングステージには、フルーネウェーヘンにとって多くのチャンスがあります。ジロに乗るべきだということにすぐに気付きました。そして、オランダで始まるブエルタでもそう。
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