ミケル・ランダとワウト・ポエルスがバーレーンメリダに移籍。一体なぜ?

f:id:settuxan:20190919222759j:plain
モビスターに所属しているミケル・ランダが、来シーズンからバーレーン・メリダに移籍すると発表した。

 

キンタナといいカラパスといい、モビスターはエース級の選手が次々と移籍を発表していく。

 

なぜランダは移籍を決めたのか?

 

情報源:Mikel Landa ready to lead at Bahrain Merida after ‘complicated’ Movistar years | Cyclingnews

 

ミケル・ランダの立ち位置

f:id:settuxan:20190919222938j:plain

移籍する理由の1つとしてあげられるのが、チームのエースになることだという。

 

ランダは、アスタナ、スカイ、モビスターというチーム変遷だったけど、どのチームでも単独エースにはなれなかった。

 

アスタナ時代は、ファビオ・アルのアシストとしての役割を任されて、失速するアルを見ながらも、エースにはなれなかった。

 

スカイに移籍してからは、エースを任されるようになったけど、フルームという強大な存在や次点のトーマスがいたから、良くてダブルエースという立ち位置だった。

 

モビスターに移籍してからは、近年のチーム方針に合わせてバルベルデ、キンタナ、カラパスと言う面々と、ダブル・トリプルエース体制で、実力が出せなかった。

 

こうした経験が、移籍の理由になっている。

 

バーレーン・メリダ

f:id:settuxan:20190919222950j:plain

反面、移籍するバーレーン・メリダはどうだろう?

 

今までのバーレーン・メリダのエースは、燦然と輝くヴィンチェンツォ・ニバリがいた。

そのニバリは、来シーズンからリッチー・ポートの居るトレックに移籍する。

 

だからランダは、チームの筆頭エースになれるという寸法。

 

“I don't know about which Grand Tour I'll do but probably it will be the Tour, yes.

どのグランツールに出るかはわかりませんが、おそらくツールになるでしょう。

It's pressure but I'm ready.

プレッシャーはありますが、準備はできています。

It's what I'm riding for and if I have all that I need then all I need to do is ride my bike.”

私はバイクに乗るだけ。必要なものがすべて揃っていれば、自転車に乗るだけです。

 

同じ思惑のポエルス

f:id:settuxan:20190919223002j:plain

同じ思いを抱えている選手がもう1人いる。

それは、Ineosのワウト・ポエルス

 

いまや、ツールでは定番の選手。

4度のツールで、Ineosの山岳アシストをしてきた。

 

長年アシストとして活動してきたわけだけど、実力があれば自分が勝ちたいと思うのはごく自然なこと。

 

来シーズンは、Ineosには多数のエース級の選手が揃うことになる。

フルーム、トーマス、ベルナル、カラパス、ゲオゲガンハートなど。

 

そんなチームに居ても、輝かしい未来はない。

だから移籍するわけだけど、来シーズンからバーレーン・メリダに移籍する。

 

つまり、ランダと同じわけ。

 

2,3人なら、グランツール3つを分け合えばいいけど、これ以上増えたら移籍する意味なくなるかもね。

 

 

↓ よかったらクリックしてね

にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村