イタリアはメッシーナ出身のヴィンチェンツォ・ニバリが、バーレーン・メリダから、トレック・セガフレードへと移籍した。
情報源:Vincenzo Nibali signs two-year contract with Trek-Segafredo | Cyclingnews.com
ヴィンチェンツォ・ニバリ
ニバリは、34歳で史上7人しかいない全グランツール制覇者。
特にツール・ド・フランス総合優勝のときは、2位から7分以上も離しさらに4回もステージ優勝を飾るなど、まさに完全勝利。
でもニバリが不遇なのは、その年のツール2強が早々に怪我でリタイヤしてしまったこと。
フルームとコンタドールが居なかったから優勝できた、という揶揄が飛んだりもした。
バーレーン・メリダ時代
バーレーン・メリダに移籍してからは、ミラノ~サンレモなど主要レースで勝利するものの、なかなかグランツールで勝てない。
昨年のツールでは、中盤まで総合争いに加わっていたけど、第12ステージのラルプデュエズの登りで観客が首から下げていたカメラの紐に引っかかり落車。
なんとか完走したけど、骨折でリタイヤ。
すっかり、運の悪い男のイメージが付いてしまった感じ。
ちなみにバーレーン・メリダは、日本人の新城幸也がいるチーム。
移籍先のトレックは、これまた日本人の別府史之がいるチーム。
トレックへの移籍
“I followed my heart and chose for this team, knowing that their project is very serious and competitive,” Nibali said via the announcement.
訳:私は自分の心に従い、TREKが非常に真剣で競争力があることを知ってこのチームを選んだ。
こう言ってるけど、私が思うに選んだ理由はズバリお金。
バーレーン・メリダとの契約が成立しなかったのは、ニバリの望んだ条件じゃなかったことが原因。
そして、トレックの第1スポンサーのセガフレードは、ニバリと同じイタリアのコーヒーメーカー。
そして、セガフレードはイタリア人で最も有名なニバリをチームに入れたかった。
かなりのお金を積んだんじゃないかな?
まあ推測だけど。
ちなみに弟のアントニオ・ニバリもTREKに移籍。
仲間外れは寂しいもんな。
来年のツールは?
ニバリがトレックに入ったことで、ある問題が浮かび上がる。
来年のツール・ド・フランスのエースが誰になるか。
トレックには、同じく総合エースのリッチー・ポートがいる。
グランツールでこそ勝っていないけど、実力はTeam Skyアシスト時代から全世界に見せてきた。
今年のツールでも総合11位。
過去の実績を取るのか、直近の実績を取るのか。
スポンサーの意向とかも考えなきゃいけんかもね。
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