今年はジロ総合3位、ツール総合3位、ブエルタ総合優勝とグランツールで大活躍だったユンボヴィスマ。
そして、その中のジロとブエルタで結果を残したプリモシュ・ログリッチェは、来シーズンはツール・ド・フランスを目指すかも知れないらしい。
情報源:Primoz Roglic: It's my dream to win the Tour de France | Cyclingnews
プリモシュ・ログリッチェの来歴
ブエルタでの総合優勝で知られることも多くなったけど、ログリッチェは元々スキージャンプの選手だった。
2007年にはジュニア世界選手権で優勝もしたけど、2012年に怪我の影響で引退。
2013年にロードレーサーになり、2016には現在のチームに移籍。
徐々に才能が開花して、2018年のツールでは総合4位、今年のジロで初の表彰台、ブエルタで初の総合優勝を成し遂げた。
選手の特徴としては、近年活躍するグランツールレーサーらしくオールラウンダーで安定感のある走り。
大崩れすることがなく、また地力もあるため全21ステージかけて首位をもぎ取るような選手。
2020年はツールへ
そんなログリッチェは、来年はツールに集中するかも知れないと話している。
"I can't really say now what I'll do for definite, but I want to win the Tour,"
詳しいことは言えんけどツールで勝ちたいのはある。
"It's the biggest race, and now, as someone who's capable of winning a Grand Tour it's somehow the dream to win the Tour,"
デカイレースだしグランツールで勝った選手として勝つのは夢だわな。
コースが発表されているグランツールは現在2つ、ジロとツール。
ツールは、今年のように厳しい山岳がメインの厳しいコースで、タイムトライアルが1回とどちらかというとクライマー向けのコース。
ジロは、最終週こそ最強格の山岳が待ち構えているが、1週や2週はバランスを取って山岳はそこまででもなく、タイムトライアルも3回あるオールラウンダー向けのコース。
タイムトライアルが多いほどオールラウンダーにとって有利で、その点から見ると、ログリッチェはジロのほうが向いているかも知れない。
しかしログリッチェは、
"I still don't consider myself a real time-trial specialist," he added.
俺は自分のことタイムトライアルスペシャリストとは思っていないのよ。
と考えているらしい。
"There's also no reason why the Tour wouldn't suit us,"
ツールが俺にあってない理由もない。
"Normally, I can gain time in a time trial in the Tour, but if you look back at this year, if I'm healthy and everything is OK, I also don't have problems riding in the mountains."
いつもはツールのタイムトライアルで時間を稼ぐと計算してるけど、今年を振り返ってみると、状態が良ければ山でも戦えるよ。
来年のエース候補
まだ何も決まっていないみたいだけど、ログリッチェがツールで勝ちたいと思っているのは確か。
そして、その希望と競合しそうなのが、来シーズン移籍してくるトム・デュムラン。
デュムランは今年こそ怪我の影響で活躍できなかったものの、2018年ツールは爆発力のある登りや得意のタイムトライアルでタイム差をつけ、前年優勝者のフルームに競り勝ち見事総合2位。
タイムトライアルという観点で見たら、デュムランはツールよりもジロのほうが適正があるといえる。
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