左利きは全人口の1割強居ると言われています。日本人口だと1300万人ほど。
わしも左利きなんですが、それで恩恵を受けた記憶がありません。
少し前までは、左利きのイメージは矯正をされていない教育レベルが低い家庭の育ち、というイメージが多少有ったように感じます。
今日日、そんな風潮はなくなったと思います。
今の時代個性が大事ですから、キラキラネームが問題になったりしています。
個性を大事にするあまり、もともと右利きだったのに無理矢理左利きに矯正しようとしている親がいると聞きます。
だがちょっと待ってほしい(朝日新聞)。
それは果たして子供のためになるのだろうか?
今回は、わしが左利きで有る故に起こった嫌なことをお伝えします。
左利きの悲劇
右の席に座ったときの罪悪感
左利きの共通認識として、隣り合っている席があった場合左の席に座る、というのがあります。
席に座るときは韋駄天の如き速さで左を陣取るのですが、大学の席などは端っこは真っ先に座られるので、やむなく右の席に座ることがあります。
講義を受けるときはノートを取るわけですが、左の人は右腕を、わしは左腕を動かすわけですね。
まあぶつかりますわなあ。
わしもイライラあっちもイライラ。
席を交換してくれとも言えないですから、縮こまりながら書くしか無いのです。
テーブルマナー
まずは、箸の使い方です。
子供はまわりの大人を見て箸の使い方を覚えるわけですから、模範が居ない左利きは、どうしても箸の持ち方がいびつになりがちです。
ナイフやフォークの持ち手も子供の頃は迷いました。
箸は逆の手に持っているんだから、ナイフとフォークもそうだろうと思いこんで逆に持っていました。
実際は利き手とか関係ないみたいですね。
同じ理由で和食のご飯と汁物などの位置関係もそうですね。
あとおたまで掬いにくい。
字が汚い
日本語は、右利き用にできていると言っても過言ではありません。
とめはねはらい、どれをとっても右利きのほうが書きやすいのです。
書道は、左利きでも右手で書かされることが多いそうです。
左手で書くとどうしてもいびつになります。
というか真っ直ぐな線すらかけません。
左から右に文字を書く時点で左利きの人権を無視していますよね。
漢字の書き取りで手が汚れる人はよく聞きますが、左利きは毎回それが起きているのです。
スポーツをしていたと思われる
大人になって左利きと知られたときに言われる言葉は、
「野球とかやらされてたんでしょ?」
であります。
確かにスポーツで左利きが有利な競技は多いですが、だからといってやっていたかとは関係ないのです。
しかもわしはスポーツは右でします。
これ、クロスドミナンスって言うらしいですよ。
かっけーすね。
はさみが使いづらい
この世には左利き用の商品が少なすぎます。
使いやすいはさみにあってことは人生で一度もありません。
使いづらすぎてこっちが右手に対応しました。
楽器なんかは左利きの商品が極端に少ないらしいです。
気に入った商品でも右利き用なので泣く泣く諦めることもあるんでしょうね。
このように左利きにはたくさんの悲劇があります。
呪詛を抱えながら生きているわけですが、左利きにもちょっとの嬉しいことがあります。
左利きでよかったこと
話すきっかけができる
何も話すことがないときにわしが左手で書いているのを見たら、ほぼ確実に、
「左利きなんだ!」
と言われます。
きっかけができるのは良いことやないですかね?
で、わしが子供の頃から誤解していたことが1つあります。
「左利きかっこいいー」
これです。
これいってる人は特に何も思ってません。
子供の頃のわしは、お世辞をすべて鵜呑みにしていました。
左利きであることを誇らしく思ってました。
でもそんなのはまやかしです。
まとめ
左利きでよかったことを無理やりひねり出しましたが、やはり左利きは少なくとも日本では不便でしか無いです。
矯正されてないわしから言うと、やっぱり利き手は右にしたほうが良いと思いますよ。
でも、無理に矯正すると精神状態が不安定になると聞いたこと有るから子育てされる方々は、よく考えたほうが良いですね。
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