マイヨ・ジョーヌの走りにフランス中が歓喜!ツール・ド・フランス第13ステージ振り返り&結果

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今日のステージは、震えました

マイヨ・ジョーヌマジックというものを肌で感じたステージでした。

 

今回の結果で、あるチームは戦略を変えなければいけないかもしれません。

 

振り返っていきましょう。

 

 

 

第14ステージコース紹介はこちら↓

www.settsuxan.com

 

 

個人タイムトライアル

今ステージは、個人タイムトライアルでした。

 

レースというわけではありませんので、注目選手をかい摘んで振り返ります。

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トニー・マルティン

総合最下位のオフレドからスタートし、その後1~2分間隔で次々スタートしていきます。

 

そして、私がステージ優勝を本命視しているトニー・マルティンがスタート

 

 

軽くペダルを回して余裕そうだと思っていたら、後続のヘイガに抜かれます

 

普段なら、自分がバンバン抜かしていくのにこれはおかしい。 

 

 

おそらく、チーム戦略によりステージ優勝を狙わず、後々のステージのために体力の温存をしたのだと思います。

 

私の予想大外れ(;_;)。

 

ワァウト・ヴァン・アールト 

こちらも優勝候補のヴァン・アールト

 

 

途中路面に、

 

「7月21日参議院選挙投票しろ」

 

という日本人の書き込みを見かけつつ、ヴァン・アールトは軽快に踏んでいきます。

 

 

第2計測では、暫定トップのタイム。 

 

しかし、神様は残酷でした。

ヴァン・アールトが落車

 

 

カーブで、広告のバナーが体に引っかかり落車。

かなりひどいようで、そのままリタイヤ

 

期待のルーキーでしたが、そう簡単に完走できるほどツール・ド・フランスは甘くありませんでした。 

 

トーマス・デヘント

今大会で見事な逃げ勝利を見せた、デヘントがスタート。

 

序盤からハイペースで走行し、先程のヴァン・アールトのタイムを上回っていきます。

 

第2計測では、16秒も上回るタイム。 

 

 

最終的には、暫定1位のアスグリーンのタイムを16秒上回り、暫定トップ

 

デヘントは、

「第1計測地点で最速タイムだと言われたけれど、まだ自身の最高スピードに乗っている気はしなかった。第2計測地点のタイムが自信を与えてくれて、スピードを落とすことはなかった。この27kmのTTは自分にとって単独の逃げと変わらない」

とコメント。 

 

エガン・ベルナル 

総合3位につけている、イネオスのもうひとりのエース、ベルナルがスタート。 

 

 

何でもそつなくこなすベルナルですが、今日はいまいちパッとしない走り。

 

終始苦しそうな走りで、第1、第2、第3計測と、どんどん遅れていきます。

 

最後はデヘントから1分遅れと、ベルナルとしては残念な結果に。 

 

 

優勝争い2人

総合2位のゲラント・トーマス、そしてマイヨ・ジョーヌのジュリアン・アラフィリップがスタートします。

 

 

 

トニー・マルティンもヴァン・アールトも争いに加わっていない今、優勝は、トーマスとデヘントの2人に絞られました。

 

トーマスは、フルームと同様にタイムトライアルを得意としています

 

マイヨ・ジョーヌのアラフィリップは、タイムトライアルは得意でもなく苦手でもなく

 

しかしトーマスに勝つのは荷が重い感じ。

 

トーマスは、予想通り第1計測では、計測トップのクライスヴァイクから1秒差、デヘントより5秒速いタイムと上々の立ち上がり

 

 

しかしここで後続のアラフィリップが、第1計測でトーマスより6秒も速いタイムを記録

 

突然の伏兵に解説陣もびっくり。

 

続く第2計測は、トーマスがトップタイムを13秒も上回る記録

 

 

デヘント超えはほぼ確実ですが、気になるのはアラフィリップ

 

なんとアラフィリップも、トップタイムを更新。

6秒差を依然として維持します。 

 

 

そして、トーマスがフィニッシュ。

デヘントを22秒も上回る圧倒的な結果に。

 

 

アラフィリップは、第3計測までのタイムだと、ゴール地点では1秒2秒の差になるだろうという解説陣。

 

果たして…。

 

 

 

ステージ結果 

優勝は、アラフィリップ。

 

 

なんとトーマスから14秒も引き離す大勝利。

 

これを予想できたものは、メディアを含め、全くいなかったと言っても過言ではありません。 

 

それほどまでにすごい走りでした。 

 

解説の栗村さんも、 

「意味がわからない!」

を連呼。 

 

表彰台 

ステージ優勝&マイヨ・ジョーヌ&敢闘賞 

ジュリアン・アラフィリップ 

 

 

これが、マイヨ・ジョーヌマジックです。

 

今日がマイヨ・ジョーヌの100回目の誕生日ですから、味方してくれたのかもしれませんね。 

 

ヤングライダー賞 

エンリク・マス 

 

 

ベルナルの失速で、マスがトップに。

これで、ドゥクーニンクは総合タイム、ヤングライダーの総合タイムでもトップに立ちました。 

 

第14ステージは、ピレネー最大級の超級山岳フィニッシュ 

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