第12ステージでは、珍しい40人の逃げ集団という構図が見られました。
そして第13ステージの個人タイムトライアルを経て、選手は今大会最大級の山岳に挑戦します。
ついに来た超級山岳
第14ステージは、超級山岳フィニッシュ。
”ホンモノ”しか勝利を掴むことはできません。
第14ステージコース概要
第14ステージは、タルブ~トゥールマレー・バレージュの117.5km。
距離が短い分、レースのテンポが速い。
超距離ステージより、断然体力を消費するレースになると予想されます。
コースの特徴は、なんと言っても最後にある超級山岳、トゥルマレ峠。
ツール・ド・フランスを代表する山岳の1つです。
平均勾配7.4%、距離19kmと難易度も天井知らずですが、ここで活発化するのは、山岳賞争い。
山岳の中で一番難易度の高い超級山岳は、トップフィニッシュで20ポイント獲得できます。
しかも今ステージは、頂上フィニッシュなのでポイントが2倍になります。
つまり40ポイント。
これを取るだけで、山岳賞争いで大幅なリードを取ることができます。
途中の1級山岳頂上から、アタックを仕掛ける選手がたくさん出てくると予想します。
ポイントライン
18km地点 4級山岳
60.5km地点 1級山岳
86km地点 中間スプリント
117.5km地点 ゴール地点
注目選手
エガン・ベルナル
個人タイムトライアルでまさかのトップ3から転落。
1級山岳から攻める可能性…。
ティボー・ピノ
個人タイムトライアルではまずまずの結果で、失ったタイムは最小限でした。
ですが、直接の敵ゲラント・トーマスとの差は、1分程度。
早速狙ってくるか。
ナイロ・キンタナ
みんな大好き村長は、今大会もまだいいところ無し。
タイムトライアルでは、1分以上の遅れ。
そろそろ仕掛けないとやばいかも。