第16ステージは、残り少ないスプリントステージを見事勝ち取った、ユアンが今大会2度目の勝利。
スプリンターとしての存在感を見せつけましたが、第18ステージからは、アルプス3連戦が始まります。
ガリビエ峠へ挑む!
今大会のクイーンステージ。
全ステージで一番ハードです。
ここで遅れれば、総合優勝は掴み取れません。
第18ステージコース概要
第18ステージは、アンブラン~ヴァロワ―ルまでの200km。
距離も長く、山岳は今大会屈指の難易度。
1級山岳を抜けた先から、アルプス山脈に突入します。
そこからはHC、ハイカテゴリーの山岳が2つ続きます。
1つ目の超級、イゾアール峠は平均勾配7.3%と厳しく、距離も14.1kmもあります。
最大の勝負どころは、2つ目の超級、ガリビエ峠です。
平均勾配5.1%と比較的なだらかですが、標高2642mの頂上まで、23kmを延々と登ることになります。
さらに、ガリビエ峠の頂上は、ボーナスポイント地点になっています。
1位通過から、8秒、5秒、2秒が個人総合タイムから差し引かれます。
だから総合勢は、この峠を重要視します。
峠を越えれば、ゴールまでは下り坂。
頂上フィニッシュじゃないのは、せめてもの温情と言うべきでしょうか。
ポイントライン
13km地点 3級山岳
45km地点 中間スプリント
82.5km地点 1級山岳
133km地点 超級山岳
189km地点 超級山岳
208km地点 ゴール地点
注目選手
ティボー・ピノ
元気がありすぎるフランス人。
ここ最近の調子を見ていたら、勝ってもおかしくありません。
ここのタイム差で、総合優勝が決まるかもしれません。
ゲラント・トーマス
タイムを落とし気味ではありますが、優勝候補筆頭であることには変わりません。
私の予想では、このステージでアラフィリップが遅れますので、ライバルたちからタイムを落とさなければ、マイヨ・ジョーヌを着ることができます。
ミケル・ランダ
キンタナの不振により、単独エースとなったランダですが、今大会では、惜しいところでステージ優勝を逃しています。
トーマスとのタイム差は3分なので、アタックを容認はされないでしょうが、最後の下りで抜け出せばチャンスはあります。
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