波乱のステージ!ティボー・ピノ涙のリタイヤ。ツール・ド・フランス第19ステージ振り返り&結果

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第19ステージは、今大会最大と言っていいほどの波乱が待ち受けていました。

 

あるチームにとっては全てがうまくいき、あるチームにとってはすべてが悪い方へ傾きました。

 

今ステージと次ステージで、総合争いのすべてが決まります

 

 

第20ステージ紹介はこちら↓

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スタート

第19ステージは、サン・ジャン・ド・モーリエンヌ~ティニュまでの126.5kmです。

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パレードランが終わり、レースがスタートしましたが、ファーストアタックはでませんでした。

 

 

数キロ走ったところで、4人の選手がアタック。

 

  • ダニエル・マーティン
  • ヘスス・エラダ
  • ヴィンチェンツォ・ニバリ
  • ペリョ・ビルバオ 

 

 

3級山岳 

そのまま先頭4人は、山岳地点に到達します。

 

トップは、ダン・マーティン。

 

 

ティボー・ピノの様子が…? 

ピノは、膝の具合が悪いのか、メディカルカーで治療を受けます。 

 

 

しかし、その後も回復しません。

どんどんと、ライバルたちから遅れていきます。 

 

実はピノは、2日前に落車を避けるため、ハンドルを引いたところ、左脚を強打し痛めてしまいました。

 

その痛みは、時間が立つごとに増していき、前日の夜は眠れないほどでした。

 

 

遅れは絶望的なまでに広がり、ピノは感情を露わにしました。 

 

 

暑い夏を騒がせたフランス人が最後に見せた表情は、でした。

ティボー・ピノ、リタイヤです。 

 

 

2級山岳 

それでも戦いは続きます。

残り88km地点、先頭集団は山岳地点に到達します。 

 

トップは、カルーゾ。 

 

 

3級山岳 

メイン集団と2分程度のタイム差を開きながら、先頭は3級山岳地点に到達。

 

トップで通過したのは、またもカルーゾ。 

 

 

中間スプリント 

残り58km地点で、先頭が中間スプリント地点に到達。

 

トップは、ルツェンコ。

 

 

超級山岳での争い

超級山岳の登りで、トーマスとクライスヴァイクがアタック。

 

これには、アラフィリップはついていけません。 

 

 

そこから、総合2位のベルナルが加速

一気に先頭集団に躍り出ます。 

 

 

そしてついには、ベルナルがバーチャルタイムでアラフィリップ抜いて、総合首位に。

 

 

そのまま、ベルナルが山岳地点をトップで通過しました。 

 

 

エクストリームウェザープロトコル発令 

アラフィリップも山頂を越え、昨日のように下りで取り戻すぞ、と思いきや、無線でレースは終了だという連絡が。

 

一体何があったのでしょうか?

 

その原因は、下った先の街にが積もっていることでした。

 

 

レースの途中から雪が降り始め、積もっていたのです。 

 

除雪作業が行われていましたが、土砂崩れも起きており、走行は危険と判断。

大会運営側から、レースの中止が発表されました。

 

超級山岳の頂上のタイムがフィニッシュタイムとなります。

 

 

本日は、ステージ優勝と敢闘賞はなしとのこと。

 

マイヨ・ジョーヌ 

 

 

この結果、超級の途中から抜け出していた、ベルナルがマイヨ・ジョーヌを獲得しました。 

 

アラフィリップとしては、下りで巻き返すことができなくなって踏んだり蹴ったりという感じでしょう。

 

いよいよ最終決戦!頂上フィニッシュに挑みます。

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