ワールドツアーデビューイヤーとなった、トレック・セガフレードのジュリオ・チッコーネ。
ジロでは、2度目となるステージ優勝と山岳賞。
ツールでは一時はマイヨ・ジョーヌを着用するなど、将来のエースとして充実したシーズンと言える。
そんなチッコーネの来シーズンは、バーレーン・メリダから移籍してくるニバリと共に走るという。
情報源： Ciccone to ride under Nibali's wing in 2020 | Cyclingnews
ジュリオ・チッコーネ
チッコーネは、現在24歳のイタリア人。
今年イタリアのプロコンチームから、トレック・セガフレードに移籍した。
ワールドツアー初年度の今年は、ジロとツール2つのグランツールで走った。
クライマーとしての実力を認められたチッコーネは、ジロ・デ・イタリアで山岳ポイントを積極的に獲得して、最終的に2位と115ポイントもの大差をつけて山岳賞を獲得した。
ツール・ド・フランスでも序盤から山岳ポイントを狙い、ティム・ウェレンスなどと山岳賞を争った。
第6ステージでは、先頭逃げ切りが決まり見事総合トップに浮上。
人生初のマイヨ・ジョーヌに袖を通した。
若くからグランツールで勝てる素材として、世界チャンピオンのマッズ・ペデルセンと共にチームからの期待も熱い。
2020年のグランツール
そんなチッコーネは、来シーズンはどのグランツールに出場するのか？
チッコーネによると、来シーズンに移籍してくるヴィンチェンツォ・ニバリと共に走って、エースの動きを学習するとのこと。
"I still need to sit down and finalise things with the team but for sure I'll do a similar programme to Vincenzo,"
まだチームと会議する必要がありますが、ヴィンチェンツォと同様のプログラムを行うでしょう。
"We'll do similar races but we need to confirm what we do from the Giro, Tour and Vuelta. We won't do every race together, but for sure we'll line up at the first big tour together."
同様のレースを行いますが、ジロ、ツール、ブエルタのコースを確認する必要があります。すべてのレースを一緒に走るわけではありませんが、必ず最初のグランツールで一緒に走ります。
そのニバリはどうなのかというと、今の段階では来年の東京オリンピックに集中できるように、直前のツールよりもジロを走る可能性が高いらしい。
エースになるまで
来シーズンのトレックのエース内定者はこの3人。
- ヴィンチェンツォ・ニバリ
- リッチー・ポート
- バウク・モレマ
チームでうまくまとまれば、来年はこの3人でグランツールを分け合うことになる。
チッコーネは総合争いをしないのか？という問いには、
"My dream is to do GC but now is too early for. I'm slow against the time trial and it's a really important discipline. I need to be patient and wait for my chance, but when it comes to riding with Vincenzo I can wait and I can gain experience. Maybe 2021 is a year I can look at GC but 2020 is too early,"
私の夢は総合タイムを争うことですが、今は早すぎます。タイムトライアルを苦手としていて、それは本当に重要なことです。2021年はできる年かもしれませんが、2020年は早すぎます。
とコメント。
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