マーク・カヴェンディッシュのオリンピックへの不安点と出場条件。

f:id:settuxan:20191206034241j:plain

今最盛期のスプリンターといえば、サガンやフルーネウェーヘン、ガビリアやヴィヴィアーニなど。

 

ロードレースの世界は、常に状況が変動していて数年経つと勢力図が面白いように変わる。

 

3年ほど前までは、マーク・カヴェンディッシュの独擅場だったが、ここ2年ほど病気の影響で停滞。

 

来年は、オリンピックが待っている。

 

情報源:Mark Cavendish's hopes of riding the Olympics diminishing says British Cycling coach | Cyclingnews

 

オリンピックに向けて

f:id:settuxan:20191206034325j:plain

来年は、カヴェンディッシュにとって重要な年。

なぜかというとオリンピックがあるから。

 

カヴェンディッシュはロードレーサーである前に、トラックレーサーでもある。

 

今シーズンも、秋から冬にかけてトラックレースに出場していたが、実力は衰えていない様子。

 

しかし、前回の2016リオオリンピックでは、ロードレースに集中するためトラックへ割く時間を大幅に減らした。

結果的に、ツールでは4勝もしたがオリンピックでは勝てず。(それでも銀メダルは取っている)

 

カヴェンディッシュは、最後の機会となりそうな東京オリンピックで、一花を咲かせたいと思っているはず。

 

オリンピックへの障害

f:id:settuxan:20191114152434j:plain

しかし、そんなカヴェンディッシュに早くも暗雲が立ち込めている様子。

 

イギリス代表のコーチであるイアン・ダイアーは、こう述べている。

"He needs to get 250 points (to qualify) and he's got to do a counting event within the cycle which would be a World Cup or the World Championships,"

ワールドカップまたはワールドチャンピオンシップで彼は250ポイントを獲得する必要がある(資格を得るため)。

 

カヴェンディッシュが出場する競技は、マディソンと呼ばれるもので過去に3回世界チャンピオン(世界選手権)になっている。

 

そんなカヴェンディッシュでも、出場資格を得るために最低250ポイントを稼がなければならない。

 

このポイントというのは、多分競技中でのポイントのこと。多分。

 

マディソンは大会によって変わるが、大体10~100周回する。

そして、周回ごとに1着から4着まで5,3,2,1とポイントが付く。(最終周はポイント2倍)

 

そしてトップから抜け出して集団に追いつくと、20ポイント獲得できる。逆に1周遅れるとマイナス20ポイントとなる。

 

マディソンはこうしたポイントを獲得していくレースだが、カヴェンディッシュは選考までに最低250ポイントを稼ぐ必要がある。

 

ロードレースは?

f:id:settuxan:20191206034336j:plain

こうした点は気がかりだが、他方ロードレースはどうだろう。

 

カヴェンディッシュは、来年からディメンションデータ(現NTT Pro Cycling)を抜けてバーレーン・メリダへと移籍する。

 

先日発表されたが、このバーレーン・メリダはバーレーン・マクラーレンとなって生まれ変わる。

 

元スカイのコーチ、ロッド・エリングワースが率いて、資金力も充実し先進技術も取り入れ、イネオス、ユンボヴィスマ、バーレーン・マクラーレンの三つ巴が予想される。

 

カヴェンディッシュは、このチームでツールに出ることを望んでいる。

しかし、ツールとオリンピックはほぼ同時期。

 

どちらに注力するかで、成績は変わってきそうだ。

 

 

↓鬼滅売れまくり過ぎてヤバい。読んでないけど禰豆子ってキャラが可愛い。

鬼滅の刃 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)

サイバーマンデーきたで。気になるサイコンとかあるんじゃない?