今最盛期のスプリンターといえば、サガンやフルーネウェーヘン、ガビリアやヴィヴィアーニなど。
ロードレースの世界は、常に状況が変動していて数年経つと勢力図が面白いように変わる。
3年ほど前までは、マーク・カヴェンディッシュの独擅場だったが、ここ2年ほど病気の影響で停滞。
来年は、オリンピックが待っている。
情報源:Mark Cavendish's hopes of riding the Olympics diminishing says British Cycling coach | Cyclingnews
オリンピックに向けて
来年は、カヴェンディッシュにとって重要な年。
なぜかというとオリンピックがあるから。
カヴェンディッシュはロードレーサーである前に、トラックレーサーでもある。
今シーズンも、秋から冬にかけてトラックレースに出場していたが、実力は衰えていない様子。
しかし、前回の2016リオオリンピックでは、ロードレースに集中するためトラックへ割く時間を大幅に減らした。
結果的に、ツールでは4勝もしたがオリンピックでは勝てず。(それでも銀メダルは取っている)
カヴェンディッシュは、最後の機会となりそうな東京オリンピックで、一花を咲かせたいと思っているはず。
オリンピックへの障害
しかし、そんなカヴェンディッシュに早くも暗雲が立ち込めている様子。
イギリス代表のコーチであるイアン・ダイアーは、こう述べている。
"He needs to get 250 points (to qualify) and he's got to do a counting event within the cycle which would be a World Cup or the World Championships,"
ワールドカップまたはワールドチャンピオンシップで彼は250ポイントを獲得する必要がある(資格を得るため)。
カヴェンディッシュが出場する競技は、マディソンと呼ばれるもので過去に3回世界チャンピオン(世界選手権)になっている。
そんなカヴェンディッシュでも、出場資格を得るために最低250ポイントを稼がなければならない。
このポイントというのは、多分競技中でのポイントのこと。多分。
マディソンは大会によって変わるが、大体10~100周回する。
そして、周回ごとに1着から4着まで5,3,2,1とポイントが付く。(最終周はポイント2倍)
そしてトップから抜け出して集団に追いつくと、20ポイント獲得できる。逆に1周遅れるとマイナス20ポイントとなる。
マディソンはこうしたポイントを獲得していくレースだが、カヴェンディッシュは選考までに最低250ポイントを稼ぐ必要がある。
ロードレースは?
こうした点は気がかりだが、他方ロードレースはどうだろう。
カヴェンディッシュは、来年からディメンションデータ(現NTT Pro Cycling)を抜けてバーレーン・メリダへと移籍する。
先日発表されたが、このバーレーン・メリダはバーレーン・マクラーレンとなって生まれ変わる。
元スカイのコーチ、ロッド・エリングワースが率いて、資金力も充実し先進技術も取り入れ、イネオス、ユンボヴィスマ、バーレーン・マクラーレンの三つ巴が予想される。
カヴェンディッシュは、このチームでツールに出ることを望んでいる。
しかし、ツールとオリンピックはほぼ同時期。
どちらに注力するかで、成績は変わってきそうだ。
↓鬼滅売れまくり過ぎてヤバい。読んでないけど禰豆子ってキャラが可愛い。
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サイバーマンデーきたで。気になるサイコンとかあるんじゃない?