今年の6月に、選手生命を脅かすレベルの怪我を負ったクリス・フルーム。
いくつかの手術を受けて9月頃には屋外トレーニングに復帰し、先日は日本でレースに出場した。
そんなフルームは金曜日に、体に埋まった金属などを外す手術を受けて、この怪我での手術を完了させた。
情報源:Chris Froome undergoes surgery to remove metal from hip and elbow | Cyclingnews
怪我からここまで
フルームはこれまでツール・ド・フランスを4勝していて、夢の5勝クラブ入りを目標に、今年はツールを主軸にスケジュールを組んでいた。
6月にツール・ド・フランスの前哨戦として名高い、クリテリウム・デュ・ドーフィネに出場したが、TTの試走中に風に吹かれて落車。
この落車でフルームは、股関節、肘、大腿骨、胸骨、脊椎を骨折。
すぐさま病院に運ばれ手術。
その後は絶対安静で、フルームのシーズンは終わった。
8月には片脚でのペダリング、9月には屋外トレーニングに復帰と順調な回復を見せていたが、数日後に家のナイフで指の腱を切る大怪我。
数週間のストップを余儀なくされた。
その後、トレーニングを再開し10月にさいたまクリテリウムで来日。
タイムトライアルのみだけど、久しぶりに走っている姿をファンに見せた。
最後の手術
数週間前に来日したときも、フルームはまだ足を引きずっていたらしい。
それは、股関節に埋まったプレートによるもの。
最初に行った手術では、骨を安定させるインプラントを装着していた。日本にいた時点ではプレートが腱に当たり、痛みを起こしていたらしい。
今回行った手術ではこれを取り外した。
右股関節の金属プレートと右肘のネジを取り外した。大腿骨にも金属棒を装着していたけどそれは生涯残るとのこと。
フルームは、
"Less some hardware from my hip and elbow,"
腰と肘の金属を少し減らしました。
"Feeling groggy but all went perfectly."
気分はグロッキーですが、すべてがうまくいきました。
とTweetした。
Less some hardware from my hip & elbow 😎 Feeling groggy but all went perfectly 👌 #roadtoTDF2020 #roadtotokyo2020 pic.twitter.com/itpxtLAF83
— Chris Froome (@chrisfroome) November 8, 2019
復帰まで
手術を完了したフルーム。
復帰はいつになるのか、ツール・ド・フランスには間に合うのか。
"I will need a few weeks off post-surgery, but hopefully I'll be able to train normally again in December, and hopefully things continue from there. I hope to be back racing by February, at least,
術後数週間は休みが必要ですが、12月に再び通常のトレーニングができることを願っています。そして、それが順調に続くことを願っています。少なくとも2月までにレースに復帰したいです。
" but if I'm back racing by February... I don't know what level that would be, but I'd hope that within four months I could get back to racing the Tour de France as my normal self. That's my goal and, until I find any reason to believe it's not possible, I'm making it my objective."
2月までにレースに戻ってきたら...どのレベルになるかわかりませんが、4か月間で私は本来の自分としてツールドフランスのレースに戻りたい。それが私の目標であり、それが不可能だという理由が見つかるまで、それを目標にしています。