現在、ブエルタで総合エースとして走っているナイロ・キンタナと、2019年ジロ制覇者のリチャール・カラパスの移籍が確定した。
情報源:Quintana and Carapaz transfers confirmed, Soler apologizes: Daily News Digest | CyclingTips
ナイロ・キンタナは?
こちらは、予想通りプロコンチネンタルチームのArkéa-Samsicに移籍。
契約年数は3年。
Arkéa-Samsicが補強した選手は、キンタナの他に、弟のDaler Quintana、チームメイトのWinner Anacona、IneosのDiego Rosa。
ワールドチームから4人も補強をするという、金満っぷり。
チームのプレリリースによると、
“Our goal is to win a grand tour within three seasons.”
私たちの目標は、3シーズン以内にグランツールに勝つことです。
という。
Arkéa-Samsicとしては、キンタナをエースに据えて、ほか3人をアシストにするつもりだと思われる。
キンタナは2012年にMovistarに所属してから、ジロとブエルタで総合優勝し、ツールでは2度準優勝を成し遂げた。
2013年にツールでの活躍で、数年後にはコロンビア人初の総合優勝を成し遂げると誰もが思ったが、ここ数年ツールで争えていない。
“My ambitions are the same,”
私の野望は同じです。
The goal is to fight for victory on the Tour de France.It's a turning point in my career, a positive one, I'm sure.I'm going to adapt, learn some French, but the most important is that I'm going to continue doing what I love.”
目標はツール・ド・フランスでの勝利することです。それは私のキャリアのターニングポイントであり、ポジティブなものだと確信しています。順応し、フランス語を学びますが、最も重要なことは、自分の好きなことを続けていくことです。
リチャール・カラパス
こちらも予想通り、トップチームのTeam Ineosに移籍。
契約年数は3年。
カラパスは、
“I feel this is a great opportunity for me to continue my development and growth as a rider, working with a team that continues to go from strength-to-strength, year after year,”
これはライダーとしての成長と成長を継続する絶好の機会だと感じています。年々強さから強さを増し続けるチームと協力して仕事をしています。
と語った。
これから察するに、カラパスはツールでは総合エースにはなれないことを容認していると思う。
Ineosは、ツール制覇者が3人もいる。
フルーム、トーマス、ベルナル。
26歳でジロを制した天才でも、この中に割って入るのは難しい気がする。
Movistarに留まれば、キンタナ、ランダが抜けるチームで、バルベルデとともにグランツールでエースを張れるはず。
それこそツールでも。
しかし、それよりもIneosの高い年俸や最新の技術が魅力的に写ったのかな?
有力選手が抜けたMovistar
今の所、大した補強もしていないMovistarだけど、このままだと来シーズンからキンタナ兄弟、カラパス、ランダ、アナコナが居なくなることになる。
総合エースが3人減るというのは、流石に厳しいものがあるような気がする。
残りの選手で目立つ総合選手と言ったら、マーク・ソレルとアレハンドロ・バルベルデぐらいなもの。
バルベルデは、来シーズン40歳の大ベテランで2021年には引退すると明言してる。
バルベルデに頼り切りな現状をどうにかしないと、やばいぞ。
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