フランスの熱気はまだ冷めない!ツール・ド・フランス第14ステージ振り返り&結果

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第14ステージは、ピレネー最大級の山岳、トゥルマレ峠に挑みました。

 

第13ステージの個人タイムトライアルは、マイヨ・ジョーヌの意地を見せた、アラフィリップの独擅場でしたが、今回も見せてくれました。

 

振り返っていきましょう。

 

 

第15ステージコース紹介はこちら↓

www.settsuxan.com

 

スタート

第14ステージは、117.5kmと短距離ですが、超級山岳を含む難関ステージ。

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パレードランから、アクチュアルスタートといういつもの流れが行われる予定でしたが、0km地点になっても旗が振られません。

 

そのままパレードランを続行し、7km地点でようやくスタート

 

総合表彰台を諦め山岳賞を狙うニバリと、中間スプリントを狙うサガンがアタック。

 

 

そして15人ほどの追走集団がアタックを仕掛け、サガンたちと合流しようとします。 

 

4級山岳 

サガンは、追走集団に合流しようと速度を緩めます。

 

ニバリも4級山岳を取った後、合流します。

 

 

メイン集団 

1級山岳に入る頃、集団ではモビスターが牽引します。 

 

速度をどんどん上げて、先頭集団との差を30秒も縮めました。 

 

 

1級山岳 

逃げ集団にいるニバリと山岳賞のウェレンスが、山岳地点を目指しアタックを仕掛けます。 

 

3kmほど2人の攻防が続き、最後数十メートルアタックで、位置取りが悪かったニバリが、前を塞がれ失速。

 

そのままウェレンスがトップで通過しました。 

 

 

中間スプリント 

残り31.5km地点で、中間スプリントに到達。

トップは、抜け出していたウェレンス。

 

 

ここを目指して逃げていたサガンは、山岳途中で吸収され、下りで巻き返し9位

 

ポイント賞争いの選手で唯一ポイントを獲得できました。

 

 

超級山岳 

先頭に3人が残っていましたが、その中からジェスベールが単独アタック。 

 

 

しかし5kmほどでメイン集団に吸収されます。

 

頂上まで 

メイン集団のバルギルがアタック。 

切れの良いアタックで、どんどんタイム差を開きます。 

 

 

エフデジのピノとゴデュがアタックし、追走します。

 

 

イネオスは、1人、また1人とアシストを失いチームがバラバラに。

トーマスの状態も悪そうに見えます。 

 

残り6km地点で、バルギルを吸収。

この時点で残っている有力選手は、 

 

  • ピノ
  • クライスヴァイク
  • ブフマン
  • ベルナル
  • トーマス 

 

そしてなんとアラフィリップも。

 

アラフィリップは、本格山岳は得意ではなかったはずなのですが、この短期間でパンチャーからオールラウンダーを成長したのでしょうか?

 

フィニッシュ

残り1kmで、ブフマンがペースアップ。

 

クライスヴァイク、ピノ、アラフィリップ、ベルナルと前に出ましたが、総合2位のトーマスがまさかの失速

 

調子が思わしくないようで、無線で確認したベルナルが一瞬反応しましたが、先に行ってしまいました。

 

 

残り300mから、ピノがアタック。

ベルナル、アラフィリップと続きました。

 

アラフィリップは、この中ではスプリント能力が一番高いのですが、追いかけません。

おそらくフランスの同胞に勝利を譲ったのか。

 

そのままピノがステージ優勝

 

 

フランス人は連日の優勝で熱狂の嵐。

 

アラフィリップは、超級山岳でもタイムを失わずマイヨ・ジョーヌの意地を見せつけました。

 

反対に総合2位のトーマスは痛恨のロス

連覇に向けて、さらに攻撃的になるかもしれません。 

 

表彰台 

ステージ優勝 

 

 

今大会では、遅れが目立っていたピノですが、この勝利で一気に表彰台が近づきました。 

 

ヤングライダー賞 

 

 

昨日のステージで遅れを取ってしまったベルナルでしたが、結果から見ると、今日はチームで一番好調でした。 

 

敢闘賞 

 

 

最後は、単独で逃げたジェスベールが敢闘賞。 

 

第15ステージは、ピレネー最終ステージ↓ 

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