ロードのシーズンも時期に終わり、選手はそれぞれオフに入ったり、メディアの仕事をしたり、シクロシーズンに入る選手もいる。
いずれにせよ、直接的なロードレースは春までお休みだけど、UCIやチーム首脳陣などはここから仕事が始まる。
15日に、来年のツール・ド・フランスのコースの詳細が発表される。
ツールは、ロードレースの大会の中で一番規模が大きい。
その知名度と拡散性から、スポンサーからするとここで宣伝をしてほしい。
その意図も汲んで、ワールドツアーチームのほぼ全てが1年の計画を、ツールを主軸にして組む。
だからチームは、来年へ向けて今から計画を組むことになる。
情報源:Dan Martin welcomes innovative and unpredictable 2020 Tour de France route | Cyclingnews
2020年ツール・ド・フランス
来年のツールは、オリンピックの影響でいつもより1週間早く開催される。
グランデパール、スタートは6月27日、フィニッシュは7月19日。
ちなみに、オリンピックのロードエリート男子は6日後。
どっちも出る予定の選手はクタクタ。
確定情報は、フランスのニースからスタートすること。
そして、フランス紙の情報によると、スタートして早い段階から山岳ステージに入る。
その後は例年通り、第2週にピレネー山脈に入って、最終週からアルプス決戦が始まる
そして、最も賑わっている情報が最終日に登りを含んだタイムトライアルが行われること。
ニーススタート
パリ~ニースなどで、ロードレースファンにとっては有名な場所だけど、グランデパールでの登場は2回目。
ニースでは2ステージ開催されて、第1ステージは170kmの平坦コース。
第2ステージは早速アルプスに入る山岳コース。
2020年は、例年よりすごく早い山岳ステージ入りをする。
そのため、その他のコース設定にもよるが、来年はスプリンターにとって厳しい大会になるかもしれない。
ステージ3は、ニースからシストロンに向かわせる移動ステージだが、翌日にはまたアルプスに入る。
2日後にまた山岳と、平坦と山岳ステージを交互に走るような感じ。
そして実質的な最終ステージの第20ステージは、登りのあるタイムトライアル。
近年は、第20ステージにタイムトライアルが設定されていることが多いが、それはほぼ平坦ステージ。
そのため、ギリギリの戦いが見られるわけだが、今回はそのステージで大逆転もあるかもしれない。
ダン・マーティン
この革新的で予測不能なコースを、ダン・マーティンは歓迎した。
"They're trying to make the Tour de France different, which I think is a good thing,"
私は良いことだと思う。ツール・ド・フランスが変わろうとしている。
"Next year's race will be different right from the start in Nice because there'll be a lot more climbing from very early on. A time trial up La Planche des Belle Filles could be cool. I don't think it'd be extreme; I think it'd make the race different."
来年のニースでのスタートは、これまでとはまったく異なります。なぜなら、非常に早い段階からたくさんのクライムがあるからです。ラプランシュデベルフィレのタイムトライアルはクールかもしれません。レースが違ってくると思います。
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