以前この記事でも書いたように、ブエルタ第19ステージで、メイン集団で落車が発生した。
その落車に乗じてモビスターがアタックを仕掛けて、一時批判の対象となった。
今回は、その時に落車してリタイヤした、トニー・マルティンの話。
情報源:Tony Martin hopes to ride World Championships TT despite nasty Vuelta a España crash | Cyclingnews
:Valverde leads Spanish World Championships in pursuit of a second title | Cyclingnews
大きな怪我をしたマルティン
そのクラッシュは、濡れた下りで起こった。
ドゥクーニンクのジェームズ・ノックスがタイヤを滑らせて落車。
それに、ユンボ・ヴィスマの選手が数人巻き込まれ、その中でも特に大きい怪我をしたのが、元TT世界チャンピオンのトニー・マルティン。
全身に擦過傷を作り、右目が大きく切り裂かれた。
マルティンは、スペインのトレドで治療を受けた後に、ドイツに帰国。16日の火曜日には、バイクに乗れていたようだった。
"Back on my #Bianchi. I still have pain but it feels good to be on the road again. Hope to recover till the Worlds on Sunday,"
もう私の#Bianchiに乗れます。まだ痛みはありますが、 再びライドするのは気持ちがいいです。日曜日の世界選手権までに回復したいと考えています。
世界選手権の種目
マルティンは、男女混合リレーと、個人タイムトライアルに出場する予定。
6月に行われた、9回目のドイツタイムトライアルのタイトルを獲得して、ニルス・ポリットともに個人タイムトライアルのメンバーに選ばれた。
マルティンは、個人タイムトライアルチャンピオンに、2011~2013、2016年の計4回なっている。
その他にも銀メダル1回、銅メダル2回という生粋のタイムトライアルスペシャリスト。
34歳になった今でも、その実力は衰えることを知らない。
ちょっと前からロードレースを見ている方は、タイムトライアルといえばカンチェラーラという印象が強いと思うけど、私にとってはマルティンがそれ。
またチャンピオンになってほしい。
【おまけ】 スペイン代表が決定
スペインのエリート男子ロードのメンバーは、
- アレハンドロ・バルベルデ
- ホセ・ホアキン・ロハス
- マーク・ソレル
- イマノル・エルビティ
- ヨン・イサギレ
- ゴルカ・イザギレ
- ルイス・レオン・サンチェス
- ホナタン・カストロビエホ
に決定。
ブエルタで総合2位のバルベルデが、チャンピオン防衛を目指すべく強力なメンバーで挑む。
代表コーチのパスカル・モンパーラーは、コースの設計上、レースに入ったら気軽にチームカーに近づくことができなくなるとコメント。
世界選手権は無線の使用が禁止されているから、ライダーがコースを理解していることが重要と語った。
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