モビスターは、来シーズンからバーレーン・メリダにミケル・ランダ、イネオスにリチャール・カラパス、アルケアサムシックにナイロ・キンタナが移籍する。
全員がグランツールでエースを担える人材。
モビスターとしては、エース不在で困った困ったという感じ。
その代わりとしてドゥクーニンクの、エンリク・マスを獲得した。
情報源:Movistar name Enric Mas as new Grand Tour leader for 2020 | Cyclingnews.com
エンリク・マス
マスは、24歳の若手クライマー。
2017年に前身のクイックステップに移籍してから、徐々に頭角を現していき、去年のブエルタでは総合2位と新人賞を獲得。
今年のツール・ド・フランスでは、総合エースに抜擢された。
でもみんなの記憶に新しい、フランスが熱狂したアラフィリップの活躍で、マスはアシストに降格。
結果は総合22位。
内心の不満を押し殺して、アラフィリップを引っ張った。
なぜモビスターに移籍した?
マスが移籍したのは、ドゥクーニンクが総合向けのチームじゃないから。
ドゥクーニンクは、チームの方針としてステージ優勝やクラシックレースに重心を傾けてる。
それは、選手やスタッフ面でもそう。
アシストは、山岳が得意な選手は少なくどちらかというと、ヴィヴィアーニなどのスプリンター用に平坦アシストが多い。
アラフィリップが、総合争いができるとわかった今でも、チームは方針を変えるつもりは無いそう。
マスの力を存分に発揮できる場所は、強い山岳アシストがいる総合系のチーム。
まさにモビスターが一番いい環境だったというわけ。
マスを失ったドゥクーニンクは?
ドゥクーニンクは、言ってしまえば万年金欠チーム。
大型選手1人と契約するといっぱいいっぱいになる。
ドゥクーニンクは、アラフィリップに投資した。
その結果、いくつかの選手は手放さざるを得なかった。
マスを筆頭に、ヴィヴィアーニやジルベールもそう。
今後は、ますますステージ優勝に向けたチーム作りがなされると思う。
そのほうがお金は稼ぎやすいと思うけどね。
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