ロードバイクは、自力だけで長距離の移動ができるとても便利なものであるけど、高速で移動できる分落車した際には大きな怪我をする可能性が高い。
特に、日本のような自転車の通行帯が狭い道路では、交通ルールをしっかり守らなければ、死につながる事故が起こる可能性もある。
ほんの20年ほど前は、ロードレースでもヘルメットを付けていなかった。今は、何の疑いもなくヘルメットをつけているけれど、本当に効果はあるのか?
情報源:Two more studies support helmet use while cycling | CyclingTips
1つ目の研究
今月、2つの新しい研究論文が発表された。
それは、自転車用ヘルメットの効果についてのさらなる証拠。
結論から言うと、どちらもヘルメットを着用すると負傷の重症度が低下することが相関付けられていたとのこと。
1つ目の研究では、2002~2012年のアメリカ国立外傷データバンクで記録された、76,032人の負傷したサイクリストのデータを検討した。
この中で、頭や首に怪我を負ったサイクリストのうちの22%が怪我時にヘルメットを着用していたらしい。
つまり、頭・首に怪我をした人のうちの80%がヘルメットを付けていなかったということ。
さらにヘルメットの使用と、サイクリストの負傷の重症度、入院期間、集中治療に費やされた時間、そしてその結果死亡してしまったサイクリストの数を調べた。
その結果、ヘルメットを着用することにより、これらが大幅に減少することを発見した。
結論として、研究者は「リスクある自転車乗りのヘルメットの使用を強化するにはさらなる努力が必要である」とした。
2つ目の研究
2つ目の研究では、主要な自転車関連の負傷で来院したサイクリストのデータを検証した。
6,621人の負傷したサイクリストのうち、61.5%が負傷時にヘルメットを着用していたとのこと。
これは前の研究とは逆で、ヘルメットを着用していたほうが多い。
しかし、前の研究で調べていたのは、頭や首に怪我を負った人のヘルメット着用割合だから注意。
おそらくこれは、ヘルメットを付けている人のほうが多いから自然に着用割合が多くなるだけ。
そして研究者は、ヘルメットの使用が重度の外傷性脳損傷の減少、損傷後の30日以内の死亡、集中治療の必要性および神経外科的介入に関連していることを発見した。
一番重要なこととして、自転車用ヘルメットの着用が脳損傷の大幅な減少と強い関連性を示しているとした。
まとめ
これらの研究によって、さらにヘルメットの重要性がわかったと思う。
最近のサイクリストはそんなことは思わないだろうけど、20年以上ロードバイクに乗っている歴戦の猛者は、未だにヘルメットを格好悪いものだと思っている人もいる。
ヘルメットは、落車した時に自分を守ってくれる最後の砦。
ロードバイクという、リスクのあるもの乗っている以上、これは必ず着用しよう。
道路を逆走する馬鹿は逝ってヨシ。
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