今年、惜しくもツールドフランスで連覇を逃したチームイネオスのゲラント・トーマス。
トーマスはシーズンを終えてから、来シーズンの目標にはジロ・デ・イタリアを見据えているという報道がなされていた。
しかし今回、ツール・ド・フランスを目指していると、初めて明言した。
情報源：Geraint Thomas: I'm looking at targeting the Tour de France in 2020 | Cyclingnews
来年の目標
イギリスの大手新聞ガーディアンによると、トーマスは今年に引き続きツール・ド・フランスを目標にするとのこと。
"I'm looking at targeting the Tour,"
ツールを目標に検討しています。
"We need to confirm it all, to chat it through, but at the moment it's all about the Tour again."
すべてを確認し、会議する必要がありますが、現時点では再びツールです。
チームイネオスはここ3年間で、クリス・フルーム、ゲラント・トーマス、エガン・ベルナルと3人の選手が総合優勝を果たしている。
ベルナルはジロへ興味を示しているが、フルームもツールを目標にしている。
チームが青信号を出した場合は、エースを争うことになるかも知れない。
不満
トーマスは、今年連覇を果たせなかった自分に失望を感じていると言うが、同時に大会の運営にも不満を持っているという。
ツール第19ステージでは、山を下った先に積雪があり、更に土砂崩れも起きていたためレースを中止。
そのため、最後の山頂でのタイムが適応された。
この結果、アタックで先行していたベルナルがタイム差を広げる形となった。
この裁定で、割を食ったのがそれまで総合トップだったアラフィリップ。
そしてトーマスも、ベルナルにタイム差を広げられて勝つチャンスを失った。
"It was a shame about the cancelled stage [in the Alps] and the shortened day. It leaves an unknown. You can't say Egan shouldn't have won, but there is a bit of an unknown."
（アルプスでの）短縮された日については残念でした。不可解なものを残しました。エガンが勝つべきではなかったとは言いませんが、不可解な点が少しあります。
ジロ・ブエルタは？
ツールに闘志を燃やしているトーマスは、ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャにはどう思っているのか？
"You have to weigh up your position in the team and it's about what motivates you,"
チームでのポジションを確認する必要があります。モチベーションもです。
"There is no point going to the Giro just to be the leader and only being 95% motivated. You need to be all-in. I'd love to do the Giro [to win] one year, but next year what excites me is the Tour again."
リーダーになったとしても、モチベーションが95％しかないのならジロに行く意味はありません。100％のモチベが必要です。ジロで勝ちたいけど、来年はやはりツールです。
ツールに出れるならば、ジロ・ブエルタにはあまり興味がない感じみたい。
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