残り少なくなってきた、ロードレースシーズン。 ワールドツアーレースは残り2戦、イル・ロンバルディアとツアー・オブ・広西を残すのみとなった。 ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャなどのステージレースや、クラシックレース、世界選手権な…
現在、ロードレース市場で最も多くの予算を組んでいるのが、Team Ineos。 Skyという巨大なスポンサーが撤退してしまったことで、一時はチームの存続も危ぶまれた。 けれど、代わりに化学メーカーのIneosをスポンサーに獲得して、逆に予算をさらに増額するほ…
サイクルロードレースは、その身軽さ故に身体は傷つきやすい。 たった一瞬の油断で、命を落とすこともある。 例えば山岳の下りは、100km/hに達することもある危険な区間。 直ぐ側にある崖から落ちたら、ひとたまりもない。 土曜日に行われたユーロメトロポー…
最近、eスポーツというものが日本でも徐々に浸透し始めている。 eスポーツはエレクトロニック・スポーツの略称で、TVゲームのような画面を通した競技である。 スポンサーの集まりやすい業界だからか、開催された優勝賞金が1億を超えるものもある。 ただ、活…
ロードレースファンの中には、レースだけでなくその中で起こる人間模様を楽しむ人もいる。 例えば、自チームのエースが勝ってガッツポーズしている姿だったり、戦略の違いで前を牽いてくれないことにイライラしている選手だったり。 そんな中でも、特にエキ…
ロードレースでは、しばしばその土地での反対運動などが起きて、警察が介入したりレースが中止になったりする。 一昨年だか昨年だかのツールでも、現地の農家が抗議運動を起こして警察が催涙弾を打つという自体が起こった。 ちなみにその催涙弾の残滓を受け…
2週間前くらいの記事で、ある選手のドーピング問題について取り上げた。 その選手とは、女性ライダーのMarion Sicot。 www.settsuxan.com そんな彼女の、ドーピングの続報があった。 情報源:Sicot B-sample confirms positive test for EPO | Cyclingnews …
このブログでも何度か取り上げたけど、基本的に自動車に乗る人と自転車に乗る人は互いに不満を持っている。 自動車は、危ない上に場所を取る自転車に不信感を持っているし、自転車は、路上駐車や交通ルールを守らない車に肝を冷やしている。 でも結局、法的…
水たまりスイミングプールやサポートカーの不在問題など、ハプニングに事欠かなかったUCIロード世界選手権。 そのフィナーレとして最終日、日曜日に男子エリートのロードレースが開催された。 そして例に漏れず問題が発生。 まさに生き残りをかけたサバイバ…
この記事を執筆している今、まさに世界選手権が行われているわけだけど、ヨークシャーでの世界選手権で、実質的にロードレースのシーズンは終了する。 そして、この時期になると焦りだす選手も出てくる。 何にって?そら契約よ。 情報源:新城幸也がバーレー…
熱い戦いが繰り広げられたツールドフランスが終わってから早2ヶ月。 この時期になるとアレが始まる。 そう、ツールドフランスさいたまクリテリウム。 さいたまクリテリウムは、2013年のツール100回を記念して開催されたもので、クリテリウムとして初めて「ツ…
今年のUCI世界選手権は、昨日の記事で書いたTTコーススイミングプール事件というハプニングから始まった。 タイムトライアルは無事(?)に終わり、ロードレースが始まったが、ジュニアのレースでまたもやハプニングが発生。 ある選手が悲しみの涙を流す事態…
UCI世界選手権がイギリスのヨークシャーで始まってからというものの、天気は大荒れ。 元々イギリスは普通の雨程度なら傘をささないほど、高い頻度で雨が降る。 今回も例によって、いやそれよりもひどい雨で場所によっては冠水が起きるほど。 おかげで、タイ…
令和元年10月1日から、ついに消費税が10%に引き上げられる。 経済学部の学生としては、このデフレの時に増税とかないわ~という思いもあるけど、今更言っても仕方がない。 みんなが増税前の駆け込みで買ったものって何? 後5日しか無いから、買っておくべき…
サイクリストは、一部のマナーの悪い人々のおかげで年々肩身が狭くなっていく。 日本は道幅からして、自転車に向いていない国であるから、道交法を守らない人が一定数居るのもわからなくもない。 しかし、自転車専用レーンが設置され自転車の歴史も長いイギ…
ツール・ド・フランスは、世界最高峰のロードレースであるけど、それだけにその運営にも最高が求められる。 しかし観客がこれほどまでに近いスポーツで、コントロールするのは難しく、観客とぶつかったり、道を塞いだりして、選手から厳しい意見が飛んでいる…
ロードレースは他のスポーツに比べると、規模が小さい。 もちろん人の熱気という面では、アメフトやサッカーに負けないような物があるけど、ロードレースは観戦料がない分、大会中に回るお金も少ない。 世界最大のロードレースである、ツール・ド・フランス…
ロードバイクは、自力だけで長距離の移動ができるとても便利なものであるけど、高速で移動できる分落車した際には大きな怪我をする可能性が高い。 特に、日本のような自転車の通行帯が狭い道路では、交通ルールをしっかり守らなければ、死につながる事故が起…
ロードレースといえば、ドーピング。 これはいまや世界の一般常識で、ツール・ド・フランスが行われているフランスでも、興味ない人はこの認識である。 一番有名になったランス・アームストロング以降、数々の名選手がドーピングで有罪判決を受けた。 そのた…
モビスターに所属しているミケル・ランダが、来シーズンからバーレーン・メリダに移籍すると発表した。 キンタナといいカラパスといい、モビスターはエース級の選手が次々と移籍を発表していく。 なぜランダは移籍を決めたのか? 情報源:Mikel Landa ready …
以前この記事でも書いたように、ブエルタ第19ステージで、メイン集団で落車が発生した。 www.settsuxan.com その落車に乗じてモビスターがアタックを仕掛けて、一時批判の対象となった。 今回は、その時に落車してリタイヤした、トニー・マルティンの話。 情…
今年最後のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャが終わって、残る大きいレースは世界選手権のみとなった。 今回の世界選手権は、イギリスはヨークシャーで行われ、気になる男子エリートは9月29日に行われる。 すでに、何カ国かはメンバーが決定しており…
惜しくも総合優勝を逃したけど、世界チャンピオンらしい走りを見せて、スペイン人を熱狂させたモビスターのアレハンドロ・バルベルデ。 でも、当初の予定では総合順位は狙わないはずだった。 カラパスの怪我によって、アシストになるはずだったキンタナとバ…
2019年のブエルタも、もうすぐ終りを迎える。 今回は、例年よりも特に攻撃が激しいブエルタだった。 コース設定の影響か、今年は第2ステージから総合争いがスタート。 総合勢が、逃げに乗って積極的にタイム差を作ろうとするような熱い攻防が続いた。 日によ…
昨日のステージは、展開目まぐるしい今回のブエルタの中でも、大きな波紋を呼んだステージになった。 結果としてはタイムを失わず、ログリッチェの総合優勝への盤石さが伺えたが、問題は途中の集団落車で起こった。 情報源:Movistar and López issue apolog…
昨今の、多様性を認める社会の中で男女平等は広がりつつある。 女性が社会進出を果たし、責任ある立場になっていく中、ついにロードレース界にもそれが進出してきた。 アメリカカリフォルニア州で、AB 467、通称「平等なプレーのための平等な賃金」という議…
ブエルタもいよいよ終盤に入った。 今の所、総合本命はユンボのログリッチェ。 クライスヴァイクという強力なアシストを欠きながら、全く隙を見せない。 昨日のステージで注目を集めたのは、キンタナとロペス。 1人は歓喜、1人は悔しい1日となった。 情報源…
バーレーン・メリダに所属するロハン・デニス。 彼は、今年のツールでニバリのアシストとして出場し、TTステージでの優勝も狙える期待のかかった選手だった。 しかし、突然のリタイヤで話題を集めた。 そんなデニスが、今月後半から行われるロード世界選手権…
今年のツールで、最も期待されていたと言っても良い、ワァウト・ヴァン・アールト。 そんなヴァン・アールトは、第13ステージのタイムトライアルで落車。かなり大きな怪我をしてまだリハビリ中。 今回は怪我の続報。 情報源:Van Aert uses an e-bike for fi…
ツール・ド・フランスで最も華やかな栄誉は、総合優勝のマイヨ・ジョーヌ。黄色のジャージ。 今年は、エガン・ベルナルが獲得したね。 そして、それに負けず劣らず注目されるのが、スプリンターの栄誉、マイヨ・ヴェール。緑のジャージ。 今年はというか、今…